韓国で熱狂的な人気を誇るクラシックとロックを融合したミュージカル「DEVIL」。日本再演に出演する日韓のダブルキャストとなる中川晃教、マイケル・K・リー、ハン・ジサン、イ・チュンジュ の4人によるメインビジュアルが解禁された。
ゲーテの「ファウスト」をベースにし、X-WhiteとX-Blackという存在により、神と悪魔の賭けや、善と悪、光と影など人の二面性などを際立たせるストーリーを表す、シックなビジュアルが2種、完成した。また、公演スポットと4人のコメント動画も解禁となった。
韓国で4人揃っての撮影となった今回、マイケル・リーとコンサート以来の共演となる中川は「温かい人間性はもちろん、歌唱力、表現力の素晴らしさに惹かれている」とし、初対面となったハン・ジサン、イ・チュンジュの2人にも、「日韓でともに何かを作り上げようとしているコンプロジェクトにエキサイトしているのが伝わってきた」とうれしい気持ちを吐露した。
マイケル・リーは、「韓国生まれの作品を、日本の地で公演できることも楽しみ。日本のお客さまは深く理解してくださるだろうし、この難しい作品を愛してくださるのではないか」と期待を寄せた。ハン・ジサンは、「自分が『DEVIL』に出演したのが10年前。とても久しぶりの出演だが、この撮影現場に来て、当時の感覚が蘇ってきた。ワクワクしている」と目を輝かせ、イ・チュンジュは、「撮影現場で韓国の俳優の先輩方にお会いし、中川晃教さん、日本のスタッフさんにお会いして、本当に日本で公演をするんだと実感が沸いた。期待が膨らむ」と、笑顔を見せた。
2014年初演以来、形態を変えつつ、2017年、2018年、2019年と再演を繰り返し、韓国で絶大的な人気を得ている「DEVIL」。2021年に大規模なコンサートも実施し、話題となった。そのストーリーとクラシックの旋律と強烈なロックサウンドの融合により、韓国では、2015年の「第9回ミュージカルアワーズ」作曲作賞を受賞しており、ミュージカルファンのみならず、クラシック界でも評価を得ている。日本では、2021年に、東京芸術劇場・シアターウエストにて、日本版のプレビューコンサートを実施。中川晃教をはじめ実力派キャストにより上演した。
出演には、X-White役に中川晃教が2021年に引き続き続投。そして互いにリスペクトし合っているマイケル・K・リー、X-Black役にハン・ジサン、イ・チュンジュといった韓国の人気も実力も十二分に兼ね備えたミュージカル俳優との夢の競演となる。そのほか、AKANE LIV、大山真志、東山光明、チェ・ミヌ、さらに強力なシンガーたちを加え、華々しく新たな「DEVIL」が開幕する。
訳詞に石丸さち子、演出に荻田浩一、音楽監督に島健を迎え、装いも新たに上演に至る。チケットは、現在先行発売中でいよいよ5月20日(土)午前10時より、一般発売開始となる。
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