「取材レポ」イ・ジュンギ、「『For A While』を歌っていて、本当に(涙を)我慢しました。」 4年ぶりの来日公演で5,000人を魅了! 「ファンのみんなを僕が幸せにする! ずっと一緒にいようね」

しばらくファンと会えなかったこともあり、ファンと談笑を楽しんでからは、司会者の古家正亨を迎えてのトークコーナーへ。
4年ぶりの再会に、イ・ジュンギは「とても辛かったです。毎年会っていたのに会えなくなってしまい、このままコロナが終わらずに皆さんに会えなくなってしまうのではないかと思いました。そうなったらこれからはどのようにしてファンの皆さんとの会話の窓口を作るべきなのか、俳優として作品にだけ没頭しなければならないのかという考えでとても悲しい思いでした」と胸中を明かし、前日のサイン会で泣いているファンの姿を見て、「これからはもっともっと皆さんを大切にしたいと思います」と語った。

コロナ禍でファンと会えなかった間の出来事を振り返る「近況トーク JOON GI is」のコーナーでは、「2022 SBS演技大賞」でファンタジー部門の最優秀演技賞(ドラマ「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」)を受賞した映像が流れると、会場からは改めて大きな拍手でお祝いの拍手が。実はこの作品への出演を一度断っていたイ・ジュンギ。これについて、彼は「この作品はアクションもあって、復讐や正義などこれまで僕がたくさん見せてきたものではあったので、同じものを見せてしまうのではないかというマンネリへの恐れや心配から一度はお断りしたのですが、監督さんがそれでもこれは新しいアプローチになるように僕が助け、人々に信頼を植え付けるからとおっしゃってくださいました。そして監督さんがおっしゃったように、大衆の皆さんに新たなアプローチをすることができ、認めてもらえることができるきっかけとなった作品となりました」と感慨深く話した。

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続いて、3年ぶりに帰ってくるドラマ「アスダル年代記2」について、彼は「本当に紆余曲折でした。僕もそうなのですが、シーズン2から新しく参加した俳優の皆さんも、心配もしているし期待もしているという感情を同時に抱えながら始まりました。今回のプロジェクトは本当に楽しみにしているので、多くのの方々からたくさん応援していただければと思っています」と明かした。
シーズン2の内容については、シーズン1同様、双子のウンソムとサヤの1人2役を演じ、シーズン1の10年後を描いたもの。彼は「『アスダル年代記』は韓国で初めて作られた国、帝国を作り、その中で権力を争奪していくストーリーになっています。そこで僕が・・・うん? (笑)。これ以上は話せないのでここまでにします」と言える範囲で話し、さらに「今年の9月中にディスニープラスとtvNで同時放送されます」と最新情報まで明かし、ファンの期待感を高めた。
続いて、サスペンス・ラブストーリーの「悪の花」について。劇中、イ・ジュンギは金属工芸作家で良き夫、良き父として普通に生きてきたが、誰にも知られたくない過去を持つペク・ヒソンを演じている。役を演じるにあたり、「俳優としてディテールを詳細に研究しそれを表現するというのはほんとうにしびれる経験でした。そういったことを初めて試みることができた作品でした」と振り返った。本作はインドと台湾でリメイクされ、アメリカでもリメイクされる予定だそうだ。これについて、彼は「こんなにも多くの皆さんに愛されると思いませんでした。制作の方々が認められた感じがして僕もとても幸せです」と笑顔を見せた。

近況トークを終えてからは、事前に募集したファンからのミッションに挑戦していく「ミッションインポッシブル」のコーナーがスタート。これはただ単にミッションをするのではなく、おもちゃの銃を使って的に当たったミッションに挑戦していくもの。おもちゃであっても、銃を構える姿はまるで「朝鮮ガンマン」の主人公。ファンから「ファイティン」とエールが送られる中、片足だけひざまずいて銃を構えて集中すると、なんと一発目から命中! 撃ち終えて立ち上がった彼は、敬礼をして凜々しい表情を見せると、会場から大きな拍手が送られた。ファンから寄せられたミッションでは、「カメラ目線でハートを作って投げキッス」やTikTokで流行っている「可愛くてごめんチャレンジ」といった可愛い姿を見せたり、180度開脚ストレッチをしてからの「回し蹴り」といったかっこいい姿を見せたり、さまざまな姿でファンを喜ばせた。
ここまで、日本語を交ぜながら話していたイ・ジュンギ。彼は「言葉を組み合わせてやってみたいことがあります」と告げると、日本語で「やっと会えるね 君に会えなくて寂しかった だから僕が幸せにするよ みなさんずっと一緒にいようね」と、一輪の赤い薔薇を差し出す粋なアドリブでファンのハートを撃ち抜いた。

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続いて「猫猫真実ゲーム」というコーナーでは、脳波を感知して動く猫耳のカチューシャを付け、ファンからの質問に答えながらイ・ジュンギの心の中をのぞいていくQ&Aが行われた。耳が左右上下に動く猫耳を付けると、会場からは「かわいい」という声が上がる。一つ目は「バンジージャンプとスカイダイビングのどちらかをするなら?」という質問。彼は「カメラがあればスカイダイビングをします。カメラがなければ両方ともできない(笑)」と苦笑い。「過去に戻るならいつに戻ってやってみたいことは?」という質問には、「今がとても幸せなので・・・。今年でデビューして22年目で、『SPLENDOR』ができて13年、日本のファンの皆さんに会うことになって18年目になります。皆さんからの愛情と信頼を得ているので、もしも過去に戻ってしまったら今現在が変わってしまいそうなので、過去に戻りたくないと思います。仮に過去に戻ったとしても、今のように同じような生き方をすると思います。今の生き方に後悔はないです」と語ると、大きな拍手に包まれた。「本当に思っていることを話しているだけ」と伝えると、猫耳も反応して左右交互に耳が動き、イ・ジュンギの可愛いさも倍増! あまりにも耳が動くので「じっとしてて!」と耳を押さえようとする姿も愛らしく、ファンの心をほっこりした気持ちで満たした。

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この日は、4月17日の誕生日をお祝いする「誕生日パーティ」のコーナーも設けられた。ケーキが用意され、ファンからのメッセージ映像が流れると、イ・ジュンギは「本当に感動しますね」と日本語で伝える。続けて彼は「SPLENDORの皆さんから本当にたくさんのメッセージが届き感動しました。いつも来てくれる方が事情があって来られないという話しを聞いて胸が痛みましたし、いろいろな思いが交差する状況でした。ですが、そういったことを聞いてもっと頑張らなければならない、皆さんのご恩に報いるために、皆さんと一緒にこれからも一緒に歩いて行きたいなと思いました」と伝えた。

楽しいトークやゲームを終えると、イベントは後半戦に突入。古家からこの後もステージが準備されていることを知らされるが、イ・ジュンギはいたずらっぽい表情を浮かべながら「ここまでです・・・。ゲームもしましたし、誕生日パーティーもしましたよね?」ととぼける場面もあった。
あっという間に過ぎてしまったイベントを振り返り、彼は「今までは毎年やっていたイベントですが、久しぶりにやったので、皆さんの顔を見ていたら時間が経つのがすっかり忘れてしまいました。今まで、皆さんの愛に対してあまりにも当然に思っていたのではないのかなと反省しています。4年間は多くのことを悟ることができた大切な時間であったのではないかなと思っています。今まで皆さんに会えなかった間にできなかったこと、そういったことに対して僕が皆さんにもっと近づいていきいろんなものを見せていきたいと思います。これからも僕と一緒にいてください」と伝えた。
そして、「また会いましょう! お疲れさまでしたー! おやすみなさーい!」とステージを去って行くと、会場からはすぐに手拍子が起こった。

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2023.05.08