ソン・ガインの母が巫女になった理由…「娘に貧困を引き継がせないように」


歌手ソン・ガインの母親ソン・スンダンさんは16日オンエアのTVCHOSUN(TV朝鮮)「スタードキュメンタリー マイ・ウェイ」に出演し巫女への道を歩むことになった理由を語る。

「ミス・トロット」に出演していたソン・ガインとその母ソン・スンダンは切ない母娘の関係を見せる。ソン・スンダンは娘のソン・ガインが1歳になった時に3年近く水も飲めないほど重病を患ったという。当時、巫女への社会的地位も低く評判が良くないという理由で、夫は猛烈に反対し、彼女も必死に抵抗した。

しかし、「私が拒否すれば娘に引き継がれる」という周りの言葉に31歳で神のお告げを受けて巫女になった。子どもたちに貧しさを引き継がせないためにいじめに耐えお祓いを学び、今は無形文化財第72号お払いの名人になった。

また今年初めに公開された「ソン・スンダン-ムガII」のアルバム発売記念公演の現場もオンエアされる。ソン・ガインが無名時代に「成功したら必ずお母さんのアルバムを発売してあげる」という約束を守ったのだ。ソン・ガインは、「可能なかぎり両親に何でもしてあげたい。それがやりがいになっている」と発売記念公演までプレゼントした彼女の太っ腹な親孝行を垣間見ることができる。


またソン・ガインがスターになってからのエピソードも聞かせてくれる。母の勧めでソン・ガインは中学2年生の時から民謡を始め、17歳でパンソリを学び、「トロットへの転向」する。ソン・ガインは2010年「全国のど自慢」に出演し、母が17年前に歌って優秀賞を受賞した「チンド(珍島)アリラン」で最優秀賞を受賞しトロット歌手としてデビューする。

しかし思いのほか無名時代が長かったソン・ガインは「ミス・トロット」のオファーを受けて真(チン)の栄光に輝いた。娘が出演さえすれば間違いなく成功すると感じた母親が、積極的に出演をすすめ、ソン・ガインは母を信じて出演を決心したそうだ。

WOW!Korea提供

2023.04.16