韓国を衝撃に与えたカルト宗教JMSの余波が大きい。ボーイズグループ「DKZ」のギョンユン側は両親がJMS信徒であることを認め、脱会すると知らせた。しかし相変わらず疑問が残る。
去る7日、「DKZ」ギョンユンの所属事務所DONGYO ENTERTAINMENT側は公式ファンカフェを通じて「ギョンユンは両親がJMS信徒であることを知らなかった」とし、「今日事実を知り、すぐにギョンユンは放送内容を確認し驚きを隠せなかった。家族は運営していたお店の営業をすぐに中止した。同時に団体と関連したすべての部分を確認し、脱会および今後どのような関連もないと明白にお伝えする」と線を引いた。
続けて、「”知らなかった”というのは言い訳にはならないが、特定団体の利益のためやもしくは犯罪事実を擁護する気持ちさえないので、これ以上の過度な推測または言及は控えてほしい」と明確に伝えた。
JMS(キリスト教福音宣教会)チョン・ミョンソク(鄭明析)総裁は、2009年に女性信徒を性的暴行した容疑で懲役10年を宣告された。しかし去る2018年出所し昨年再び性犯罪を起こし拘束されている状態だ。
このように衝撃的なチョン・ミョンソク総裁の女性信徒に対する常習性暴行事件が、Netflix8部作ドキュメンタリー「すべては神のために: 裏切られた信仰」で扱われ、再注目されている。「DKZ」ギョンユンの両親がJMS信徒ではないかという疑惑もオンライン上で広がり、JMSと関連した場所の住所目録が、ギョンユンの両親が運営するカフェの住所と一致した。
騒動が大きくなるとギョンユンの所属事務所側はすぐに事実関係を把握し、線を引く立場表明文を出した。しかしもやもやした感じが残っている。過去ギョンユンがあるインタビューで「叔母が牧師だ。いつも僕たちのために祈ってくれる。叔母を知っている全国の教会の人たちも、僕たちメンバーの名前を一人一人祈ってくれていると聞いた」と伝えたことがあった。また、ギョンユンの両親が運営するカフェの看板がチョン・ミョンソク総裁の字と似ているという疑惑もあり、追加での釈明が必要な状況だ。
果たして「DKZ」ギョンユンはまだすっきりと解かれていない結び目を切ることはできるのか、関心が集まっている。
WOW!Korea提供