続いて「映画を見たらわかるだろうが、ヒョンビンの比重は大きくない。常にワントップ、ツートップをしてきたが、チョン・ジェホより相対的に比重が小さい役割だった。それにもかかわらず、ファン・ジョンミンと一緒にしたかったというタイミングがうまく合ったのも『交渉』で共にできた要因だったと思う」とヒョンビンの熱意を高く買った。
またイム・スンレ監督は「ヒョンビンが他の作品でアクションを多くしてきた。今回一緒に行った武術チームもヒョンビンといつも一緒にしたチームだ。『交渉』のアクションはほとんどすべてヒョンビンがしたといっても過言ではない。オートバイのアクションシーンも良いバイクでもないのにかっこよくやりきった。運動神経、アクションのセンスがすごくいい」と称賛を惜しまなかった。
また、劇中の回想シーンでヒョンビンの美少年のイメージが浮き彫りになった演出について「俳優ごとにそれぞれのブランドというか、明らかにその俳優に期待する部分があるはずだ。ファン・ジョンミンのファンがファン・ジョンミンにかける期待、ヒョンビンファンがヒョンビンに期待する部分が分からないわけではないので、ある程度映画で許容できる範囲内で活用した(笑)。もちろん、俳優がやりたくないならしないが、俳優も快くすると言った」と伝えた。
それとともにイム・スンレ監督は「ヒョンビンに別の姿で見えることを希望すると話した時、外見面で自分自身がどのように見せなければならないのかを、ヒョンビン自らもとても悩んだ。ひげ、ヘアスタイル、衣装などについて非常に念入りに確認した」として「実際、初めはヒョンビンのなめらかな姿だけを見てきた女性の観客がひげがはえた彼の顔をどう見るか心配したが、思ったよりよく似合っていて反応も良いらしい」と話した。