「取材レポ」パクソジュン、チャウヌ、J-JUN、TOMORROW X TOGETHERらが集結、初開催「KROSS vol.1-kpop masterz-」で3万5千人を魅了! チャウヌは気球に乗ってファンの元へ!



イベントの後半は、J-JUN(ジェジュン)のステージからスタート。赤いペンライトが会場を照らす中、ジェジュンの歌声から始まる曲「Our Secret」を1曲目に披露。疾走感あふれるサウンドに、力強く伸びやかな歌声が会場に響くと、会場を照らすペンライトも激しく揺れる。マイクを両手で包みながら熱唱する姿に誰もが惹きつけられていった。「ありがとう!」と言って歌い終えると、「みなさんこんにちは、ジェジュンです! 皆さん楽しんでますか?」とステージを歩き回りながら明るくあいさつ。そして、「そうだ、そうだ」とステージの中央に戻ると、「あけましておめでとうございます」と改めて新年のあいさつを伝え、「年明けから素敵なステージで、素敵なみなさんとこうやって時間を過ごすことができて感激していますし、心から感謝しております。来てくださってありがとうございます。去年はいろんなことがありまして、さまざまな方々、うちのファンの皆さんからも熱い応援と愛をいただいちゃって、今年も一生懸命頑張っていきたいと思います」と感想を述べた。


続いて、叙情的なピアノのサウンドと繊細な歌声が印象的な曲「for you…」を披露。スモークに覆われたステージに立ち、「あなたがほしい」と情感たっぷりに歌うジェジュンの声が会場をじんわりと包み込んだ。「ありがとうございます」とマイクを通さずに伝えると、「Ray of Light」を続けて歌唱。バックライトに照らされながら、聴く者の心に刻み込むように、目を閉じてエモーショナルに歌う。そして、白のジャケットを脱ぐと韓国語曲「Mine」へ。

真っ赤なライトが会場を照らす中、「Hey!」という掛け声とともに力強いドラムサウンドが轟くと、激しく叫ぶように熱唱。炎が吹き出るステージ上で、迫力あるサウンドに体を揺らしながら客席に手を伸ばすジェジュン。曲の最後に片手を上に突き上げると、「もっともっと盛り上がって行きましょう!」と言って、花道を軽やかに進みセンターステージに移動。「近いね。いいね、いいね。今日は来てくれてありがとう」とファンに感謝の気持ちを伝えると、「GLAMOROUS SKY」を披露。空に向かって突き抜けるような歌声は爽快感を与え、ファンもリズムに乗って力強く手拍子をして体を揺らしながらライブを楽しむ。


高揚感と一体感に包まれたライブもそろそろ終盤。彼は「日本で3か月半くらい全国ツアーをまわってきて、全国をまわりながら、コロナの問題もありましたし、しばらく全国ツアーがてぎず、韓国のアーティストも日本になかなか来ることができませんでした。こういうステージで皆さんの熱くてありがたいエネルギーをいただけるのってこんなにも嬉しいことなのかなって改めて思いました」と感慨深く語り、最後の曲紹介へ。「ラストの曲になりますが、最後の曲を歌いたくないなって思いながら・・・」と名残惜しそうにすると、「もともとダンス曲もたくさん歌って踊ったりしていたんですけど、後輩の皆さんがステージで爆発的なパフォーマンスを見せてくれるじゃないですか。なので、ちょっとびびって今日はダンス曲を外してロック曲にしました(笑)」とセットリストを決めた経緯を明かし、会場の笑いを誘った。
そして最後に「年明けを皆さんと一緒に過ごすことができて、本当に改めて感謝しています。ラストはHYDEさんが曲を書いてくださった曲」と紹介すると、「BREAKING DAWN(Japanese Ver.)Produced by HYDE」を披露。ギターサウンドにのせて、高音のパワフルボイスを聞かせ、会場を熱くした。



K-POP第4世代を代表するグループTOMORROW X TOGETHERのステージでは、映像が流れた瞬間に歓喜に包まれる会場。メインステージの下から迫り上がって5人が登場すると、1曲目に「0X1=LOVESONG(I Know I Love You)」を披露。エネルギッシュなロックサウンドと力強く叫ぶ雄々しい歌声が会場を熱く盛り上げる。歌い終わると、ヒュニンカイが「とても会いたかったです。みなさんも会いたかったですか?」と、MOA(ファンの呼称)との再会の喜びを日本語で伝えると、それに応えて大きな拍手が沸き起こる。しかし物足りないと感じたメンバーは「会いたかったですか?」と耳に手を添えて再度拍手を求め、キュートな仕草でファンをキュンキュンさせる。続く「君じゃない誰かの愛し方」では、メインステージを5人が広がり、ファンに手を振りながら優しい歌声を響かせた。


司会者の古家が登場すると、ミニトークの時間へ。3年ぶりの名古屋での公演について聞かれたボムギュは、「名古屋は3年ぶりに来たのですが、久しぶりに来たのにもかかわらずあたたかく迎えてくれてありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。
TOMORROW X TOGETHERは、1月27日にカムバックする予定。楽曲についてテヒョンは「いろんなジャンルの曲があります」と日本語で回答。ヒュニンカイは「あまりネタバレはできないんですけど、MOAの皆さんが喜んでくれるようなアルバムになっています」とファンの期待を高まらせた。


続いて、「Opening Sequence」のステージへ。憂いを帯びたピアノのサウンドにのせて切なく歌い、一糸乱れぬ華麗なパフォーマンスに会場も息を飲んで見入ってしまう。「ito」では、「新年あけましておめでとうございます!」とヒュニンカイが言いながら花道を歩き、センターステージに移動。メンバーが左右に手を揺らすと、会場を照らすペンライトもゆらゆらと揺れ、微笑みながら歌うメンバーの姿にファンの心も満たされる。
センターステージでのミニトークでは、イベントに参加した感想を聞かれたスビンが「2023年にこんなにも大きなステージに立つことができて、大勢の観客の皆さんと共に過ごすことができて幸せでした。楽しかったです」と伝え、ヒュニンカイは「新年を迎えて大きなプレゼントをいただいたようでとても嬉しいです。ありがとうございます」と感想を述べた。また、日本での活動について聞かれたテヒョンは「日本に頻繁に訪れることになる1年になると思います」と伝えると、興奮と喜びに会場が包まれた。また、新年の目標についてヨンジュンは「昨年よりももっと多くのファンに会えたら良いなと思います」とコメント。古家の「間違い無くファンは増えました」という言葉に、メンバーたちはガッツポーズを見せて喜んでいた。


最後の曲を歌う前にプレゼントがあると言うと、ボムギュがステージをキョロキョロと探し、「はい! サインボールを準備しました」と発表。メインステージに戻りながら各自サインボールを客席に投げてプレゼントした。メインステージに着くと、スピンの「2023年もよろしくお願いします」の声に続き、ヒュニンカイが「みなさん!」と叫ぶと、「新年明けましておめでとうございます」とメンバー全員であいさつして締めくくり、最後のステージへ。ノイジーなロックサウンドが耳を虜にする「Good Boy Gone Bad」をエネルギッシュにパフォーマンスし、会場を熱狂の渦に巻き込んだ。

この日、最後のステージを飾ったのはASTROのメンバーとして歌手活動をしながら俳優として活躍しているチャウヌ。ピンクのペンライトが会場を照らすと、ビジョンにはASTROの「1番好きな人にサヨナラを言おう」のワンシーンが流れ、ステージにスポットライトが射し込み、白い雪のような紙吹雪が舞い落ちる。そして、雪を踏みつける足音が聞こえると、スポットライトの中央にゆっくりと見え始めるチャウヌの姿に、ファンの悲鳴のような歓声が響き渡った。シャボン玉が幻想的に舞う中、目を閉じて「1番好きな人にサヨナラを言おう」を歌う姿にうっとりするファン達。
1曲目からファンをメロメロにさせたチャウヌは、「みなさん、こんにちは~! あけましておめでとうございます」と笑顔で手を振ると、「僕は・・・」とにっこりしてから、「チャウヌです」とあいさつ。「みなさん、僕に会いたかったですか?」と投げかけ、大きな拍手が沸き起こるが、「拍手、もっと大きく」と言って、さらに大きな拍手を求めてファンとの交流を楽しむチャウヌ。「今日は一緒にたくさん笑って幸せな1日を過ごしましょう」と意気込みを伝えた。


オープニング曲の「1番好きな人にサヨナラを言おう」の選曲理由について彼は、「新年に日本に来たので、日本語の曲を歌うのはどうかなと思って選んだのですが、バックステージにいるときに、“(日本語で)悲しい曲”・・・と思ってちょっとうーんって思いました。それでも、じっくり聴いてくれて、リアクションをしてくれてありがとうございました」と伝え、微笑んだ。
そして、司会者の古家を迎え入れると本格的にトークがスタート。3万人以上のファンを前にした感想を聞かれた彼は「さっきリハーサルの時に感じたのですが、会場がとても大きいんですよ。新年は頑張ってここでまたファンの皆さんとまた会いたいと思いました」と伝え、「来てくれますか?」と投げかけると、大きな拍手が会場を包み込んだ。

2022年は映画『デシベル』に出演し、最年少の悪魔払いの役で出演したドラマ「アイランド」は12月30日からAmazon プライムで放送開始。作品についての反応が気になっているというチャウヌは「いかがですか?」と日本語で投げかけ、ファンの大きな拍手に笑顔を見せた。役を演じるにあたり、難しくなかったかどうか聞かれると「正直、容易ではないシーンもあったのですが、やってみたいキャラクターだったので楽しく撮影しました」とコメント。ヨハンの悪魔払いの時のポーズを見せてほしいと言われると、日本語で「なんか、ヨハンは動くがいっぱいです」と説明してから、床をスライディングするように華麗に披露。「ここからここまで、シューン」と説明し、他にもワイヤーを使った動きもあると、日本語を交えながら説明した。古家が「(スライディングして)紙吹雪が舞い上がりましたよ」と絶賛すると、チャウヌは膝を手で押さえながら「はぁ、痛いです」と痛そうな表情を浮かべる。すぐに「冗談です、冗談です(笑)」と日本語で言って、ユーモアのある一面を見せることも。


最近撮影しているドラマについては、「『ワンダフルデイズ』という作品の撮影をしています。内容を概略だけ説明しますと、ヒロインがキスをすると犬に変わってしまう呪いをかけられています。楽しい素材のファンタジーロマンチックコメディの内容で、楽しく撮影しているのでみなさんに一日も早く見ていただきたいです。ヒロインはキスをすると犬に変わってしまうのですが、僕は犬に対してトラウマを持っているというキャラクターです。冷たい姿もありますけど、ある出来事をきっかけに一緒に成長して克服する内容になっています。以前演じた『女神降臨』のスホよりアップグレードされたという感じです」と説明し、日本語で「期待してください」と伝え、笑顔を見せた。
続いて、「福袋Q&A」というファンからの質問とリクエストに答えるコーナーでは、ステージに飾られているボックスを開けながら質問に答えていき、ボックスに入っている物は抽選でファンにプレゼントしていった。うさぎのぬいぐるみをよけて、その下のボックスを選んだチャウヌは「バンパパーン」と効果音を言いながらボックスを開放。その効果音に、会場からは「かわいい!」という声が漏れていた。「日々のルーティンを教えて」という質問には、日本語で「モーニングルーティーンは、はじめるは、アラームを消す。お手洗い。(顔を洗う仕草)」と正直に答え、ファンを笑わせる。ライブ前のルーティンについては、ストレッチをするという。足を指しながら、「ここを伸ばしてあげると気分が良いですし、歌が上手くなるような感じ。首も解してあげると声帯のストレッチができるような気がします」と回答。質問が入っていたボックスには、うまい棒がぎっしり入っていて、「いっぱい、いっぱい」と日本語でぽそり。抽選番号を引いて半券を眺めながら「うーん、うーん」とうなって悩む表情も、呟く日本語もすべてがファンにとっては萌えポイントで、常にファンをキュンキュンさせていた。


次のボックスを「パンパラーン」と開けると、「魔法が使えるなら何をする?」という質問に、「僕は瞬間移動」と答え、「ここで、ここからこっちで、あっちは次」と、客席に移動して、そこからまた別の客席に移動したいと知っている日本語を駆使しながら説明しファンをドキドキさせる。もう一つのボックスは「ポンポローン」と言って開け、「自分が出演している作品で一番好き。見てほしい作品を教えて」という質問に、「いま撮影中の『ワンダフルデイズ』と『アイランド』がすごく気になると思います」と2つの作品を薦めた。ボックスの中はお菓子の積み合わせだったため、好きなお菓子を聞かれた彼は「アイスのザクザク」が好きとのこと。
Q&Aコーナーを終えると、「もっと楽しくてみなさんの近くに行ける曲を準備しました」と伝え、ジャジーなナンバーの「First Love」を披露。ステージを端から端まで歩いてサインボールをプレゼントしつつ、曲の途中のギターの音色に合わせてエアーギターをして見せて音楽に乗るチャウヌ。センターステージまで歩きサインボールをプレゼントしながら、甘い歌声を会場に響かせた。


チャウヌの微笑みに心を満たされ、幸せムードいっぱいに包まれた会場。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後のあいさつへ。チャウヌは「今日は共に過ごしてくれた皆さんにありがとうと伝えたいです。皆さんのエネルギーをもらって帰る気がします。この1年一生懸命頑張ることができると思います」と感想を述べ、「みなさん、明けましておめでとうございます。2023年もよろしくお願いします」と新年のあいさつをすると、最後の曲紹介となった。彼は「最後は公演場が大きいので…皆さんの近くに“(日本語で)2階も3階も近くに”行きたいから、スペシャルステージを準備しました」と伝えると、気球に乗って会場を周遊することに。ドラマ「女神降臨」OSTの「Love so Fine」を、客席後方の2階、3階のファンの元まで行き、「愛しい君の姿 一緒に過ごすこの時間を一瞬も逃したくない このままそばにいてほしい」と甘い歌声で届け、ファンをうっとりさせた。ステージに戻ってきたチャウヌは「ありがとうございま~す」と満面の笑みを浮かべながらステージを去り、約3時間に及ぶイベントは、大盛況の内に幕を閉じた。

取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)

関連記事

2023.01.14