「デビューしてまだ1年!? 」2022年にデビューした注目の新人ボーイズグループ3選を特集!
「TRENDZ」
韓国ボーイズグループ「TRENDZ」は、INTERPARK MUSIC PLUSから2022年1月にデビューした韓国人7人によるグループだ。
所属事務所である「INTERPARK MUSIC PLUS」は、韓国初のインターネットショッピングモールサイト「INTERPARK」の子会社で、これまでチケットの流通、公演販売及び製作、公演会場の運営、韓国国内外の音源・アルバム流通だけでなく、アーティストのマネジメントなど総合的なエンターテイメント事業を展開してきた会社だ。2021年にアイドル事業に参入し、去年初めてアイドルグループをデビューさせた。
彼らの強みは迫力ある「パフォーマンスだ」。デビュー曲「TNT (Truth&Trust)」は曲のクオリティーが高いだけでなく、ダンスパフォーマンスも一死乱れぬ力強さを感じる。特にラップパートは新人アイドルとは思えないスキルの高さで、聴いていてとても心地いい。
また、1stミニアルバム『BLUE SET Chapter1. TRACKS』はメンバー全員が作詞に参加しているとのことで、制作アイドルとして活動するのも視野に入れているのかもしれない。
「ATBO」
韓国ボーイズグループ「ATBO」は、ISTエンターテインメントから2022年5月にデビューした韓国人7人によるグループだ。2022年3月から5月にかけて放送された、韓国サバイバルオーディション番組『THE ORIGIN - A, B, or What?』の参加練習生より選抜されたメンバーで構成されている。
ATBOの長所はステージに立った時のメンバーの表情の豊かさ、そしてヒップホップを基調としたダンスを披露しながらも歌声やパフォーマンスにブレがないところである。それに加えて、デビュー曲「Monochrome(Color)」がこれからデビューして自分たちの色をつけていこうとしている彼らの心情に、非常にピッタリな曲であることも付け加えたい。
「世界を自分たちの色で染めていこうとしている7人の少年の始まりに胸を高鳴らせていく」というメッセージが込められており、これから始まっていくグループの歩みが、曲を聴き、ステージを見る度に気になっていってしまう。
「SPERKIND」
韓国ボーイズグループ「SPERKIND」は、DEEPSTUDIOから2022年6月にデビューした5人組のボーイズグループだ。彼らの特徴は、K-POP界初の「AIメンバー」が在籍していることだ。1stデジタルシングル「PlaySuperkind : Apply for a beta test」のタイトル曲「WATCH OUT」のMVを見ると、4人の人間と1人のAIがいることが分かる。
それもそのはず、彼らの所属事務所「DEEPSTUDIO」は仮想空間(メタバース)で活動するデジタルヒューマンやアイドル、モデルを研究するスタートアップ企業で、VFXやディープラーニング技術を得意とする会社なのだ。
スタートアップ企業といえども、K-POPアイドルになるための振りつけおよびレッスン、撮影、プロデューシング、衣装などは外注することで、専門性の質を落とさず、今回K-POPアイドルグループを輩出する所属事務所として新たな挑戦を始めた。
「DEEPSTUDIO」の代表は過去のインタビューで「仮想アイドルと実際のアイドルが一緒に活動する、映画『レディ・プレイヤー1』の中の超巨大バーチャルリアリティ『オアシス』のK-POPバージョンを作りたい」と話しており、それが実現する日も近いように感じる。
何はともあれ、K-POPアイドル界の新たな第一歩に、これからも「SPERKIND」の活動に目が離せない。
WOW!Korea提供