「取材レポ」女優パク・ウンビン 初のファンミーティングを盛況裏に終了! 日本のファンからの熱い愛に涙

ファンが選ぶ名場面や名セリフをラキング形式で発表するコーナーも行われ、名場面では「ブラームスは好きですか?」の告白シーンが3位、「恋慕」の命をかけた宿敵とのシリアスなシーンが2位、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の最終話の回転ドアのシーンが1位に選ばれた。彼女は、選ばれたシーンがビジョンに出る度に、そのシーンのセリフやキャラクターの心情を日本語でコメントし、まるで副音声付の上映のよう。シリアスなシーンでも「バイバイおじいさーん」と明るく言ったり、告白シーンを日本語で再現したり、「恋慕」のエンディングについての裏話を明かしたりと、会場を沸かせる一幕もあった。中でも「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の回転ドアのシーンは、彼女にとっては大変な撮影だったとのこと。彼女は「回転ドアのシーンは数えきれないほど撮りました。なので、“地獄の回転ドア・恐怖のドア”と言っていました。1話で回転ドアに入れないシーンは3日間に渡って撮りました。出勤するシーンで1日、回転ドアに入るので1日、回転ドアから出てくるので1日。回転ドアの中では、ボディカメラを装着して撮影しました」と撮影秘話を話しファンを驚かせた。

「ファンが選ぶ名セリフBEST3」では3位に「恋慕」17話の「止まれ、王命だ」が選ばれた。印象に残っているセリフを聞かれた彼女は「まず、女優として世子(セジャ)役を演じたのは韓国のドラマ市場初めてで、王の役を演じたのも初めてのことなのなので、とても光栄に思っています。印象に残っているセリフは、王としての言葉というよりは、ドラマのタイトルの『恋慕』のように、死ぬ覚悟をして恋い慕っていますと言うシーンが記憶に残っています」と回答。そして、真っ直ぐな瞳で「みなさん、恋慕っています」と心を込めて伝え、ファンを感動させた。
2位は「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」での「私の人生は風変わりだけど価値があって美しいです」というセリフ。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の名セリフのような元気づけられたセリフがあるかどうか聞かれると、「個人的に私よりもヨンウが大人だなと思っています。ヨンウは大人の重みというもの、自分がすべきことがわかっていると思うんです。このセリフは、このドラマを通して、実際にウ・ヨンウを通して皆さんに伝えたかったメッセージではないかと思っているので、このセリフのシーンが大好きです」と語った。
そして1位は「ストーブリーグ」の「線はお前が越えた」が選ばれた。司会者がセリフを再現して欲しいとリクエストすると、快く了承。「線はお前が越えた!」と大声で叫び、一瞬で役になりきって女優魂を発揮した。

キャラクターに関する質問コーナーでは、ウ・ヨンウに関する質問として「イルカ、クジラ、ジュノに同時にデートに誘われたら誰とする?」と投げかけられた。すると日本語で、「もちろん、よんーうにゃ、クジラが好き!」と、アーニャ風に愛嬌たっぷりに回答。どんどん出てくる愛嬌にファンは胸いっぱいと大満足だったに違いない。
そんな楽しい時間もあっという間にお別れの時間へ。彼女は「あっという間に過ぎた気がします。こんなに大きなホールの席を埋めてくださった皆さんに心から感謝したいと思います。ファンミーティングをすると国ごとに感じられる雰囲気があるのですが、日本のみなさんはクラシック公演を聴きに来たかのように私の話に耳を傾けてくれていますし、皆さんの目はとてもキラキラしています。秩序を守った姿、成熟であるところは…スゴイデスネ」と日本語を交えながらイベントを振り返る。最後に日本語で「みなさんのおかげですよ。私、とってもとっても幸せです!」と目を輝かせると、会場は大きな拍手に包まれた。そして最後にファンがパク・ウンビンにプレゼントを準備。

「ウンビンに一言メッセージ」というハッシュタグで集められたメッセージには、「お姉さんが幸せなら、私も幸せ」「これからも花道を歩いて行こう」といった言葉が寄せられ、パク・ウンビンの心をいっぱいに満たす。続けて、ファンがパク・ウンビンを好きな理由としてまとめられたBGM付の映像も流れた。映像には「うさぎ大将で、努力家で、演技が上手で、いつも明るい笑顔を見せてくれて、いつもファンのことを愛してくれて、最近ちょっと泣き虫で、すべてのことに最善を尽くすウンビンさんを 私たちはどんな言葉でも表わせないくらい愛しています。私たちの人生の光になってくれて 本当にありがとうございます 幸せを願っています」と心のこもったメッセージが。この言葉に彼女は「ありがとう」と涙を流し、「みなさん、私を久しぶりに泣かせましたね。このBGMは以前私が好きだと言っていたAlessia Caraの『Stone』という曲なのですが、私が皆さんにとって固い石になってあげますという意味が込められています。その曲をバックに素敵なメッセージを送ってくれてありがとうございます。日本のファンの皆さんは、ずいぶん前からファンになってくれている方が多いと聞いています。この日が来るまで時間がかかってしまったことを申し訳なく思っています。でも皆さんが愛してくださった作品でこうして来ることができました。いつまでも変わらぬ声援を心から感謝しています。いつも歩幅を合わせながら一緒に歩いてくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と感謝の気持ちを伝えた。ファンが「日本に来てくれてありがとう だいすき」というプラカードを出すと、「私ももっともっと大好きだよ」と日本語で答え、会場はお互いを想う愛で満ちあふれた。

最後は、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』OSTの「ちっぽけな愛のうた」をセレクトしたパク・ウンビン。アコースティックサウンドのあたたかい音色にのせて「♪キミとボクが出会えたこの奇跡 心から感謝しているよ」と、まっすぐでピュアな歌声を会場に響かせた。そして、「元気に過ごしてください。日本のみなさん、愛してる」と伝えると、幸せにあふれた笑顔を見せステージを後にした。
約2時間に渡って行われたパク・ウンビンの日本ファーストファンミーティングは、“ビンカン”というタイトルに込められた“輝く空間”の通り、パク・ウンビンの眩しい笑顔とお互いを想う優しさで心があたたかく満たされる一日となった。

取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)

写真:©️WORLD ENTERTAINMENT

2022.12.02