<梨泰院事故>一週間の記録!"犠牲になった人々を哀悼、同じことを二度と繰り返さないため"

韓国・イテウォン(梨泰院)惨事のニュースが伝えられた10月30日未明。「時事直撃」の製作陣は急いでイテウォンに向かった。 事件発生直後、現場には急いで投入された取り締まり人員や連絡がつかない娘を探しに駆けつけた母親、友人の遺体を確認し、遺品を探しに来た大学生たちが混乱に満ちた街をさまよっていた。 通りに散らばっている主人を失った物品の数々は、わずか数時間前の凄惨だった状況を推察させた。

「時事直撃」は犠牲になった人々を哀悼するために、同じことを二度と繰り返さないために悲しみに満ちた一週間を記録した。

去った人々と残された人々

夜明け頃、一足遅れてニュースを聞いた人たちがハンナムドン(漢南洞)住民センターに集まった。 家族や友人を行方不明者として受付した彼らは、不安な気持ちを隠しながら消息を待つことしかできなかった。待っていた生存者の連絡を受けて去る人たちも、他の人の凄絶な泣き声を耳にして涙を飲み込んだ。

親しい知人を探すために午前5時から住民センターに駆けつけたスリランカ人のリハスさん(35)。イテウォンで連絡が途絶えたという知人モハマド・ジナードさん(27)は、新しい職場に出勤するため、リハスさんの家にしばらく預けておいた荷物を取りに向かう途中だったという。 癌で闘病中の母親の治療費を調達するために妊娠中の妻を祖国に置いて韓国に渡ったというジナードさんは結局、遺体となって帰ってきた。リハスさんと友人たちは少しずつお金を貯めてジナードさんを祖国にいる家族の元に戻すために努力している。

ジナードさんを含む命を落とした156人の大半は30代未満の若者だった。長い受験生活の末に公認会計士試験に合格し、初出勤を待っていた20代の女性、先生になりたかった若き留学生。叶えることのできなかった夢たちが、病院の遺体安置所を埋め尽くした。

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2022.11.04