「娘の遺体運搬費がない」…女優イ・ヨンエ、梨泰院事故で亡くなったロシア人を支援


「イテウォン(梨泰院)事故」で亡くなったロシア人のパク・ユリアナさんの父親が遺体の費用が用意できず、大変なニュースが伝わると、女優イ・ヨンエをはじめ、多くの市民が自発的に助けたいという意思を明らかにした。

故人となったユリアナさんの父である、高麗人3世のパク・アルトゥール氏は、娘を故国に返すため、1000万ウォン(約104万円)が必要だったが、年をとってから老人ホームで働いており、手元にお金がなかった。

パク氏は視身防腐処理(embalming)費用450万ウォン(約45万円)、船乗り450万ウォン(約45万円)、カンウォンド(江原道)にあるトンへ(東海)港まで遺体を運ぶ救急車費用50万ウォン(約5万円)などを支払うことができなかった。

特にパク氏は、妻が待っているロシアまで遺体を運ぶため、4日、江原道・東海市東海港から出発するロシア・ウラジオストク行きのフェリーに乗らなければならなかった。これを逃すと、1週間待たなければならなかったからだ。

急迫した事情が伝わると、女優イ・ヨンエは、韓国障がい者福祉財団を通じて、「経済的な困難で故国に帰れない、ユリアナさんと家族を支援したい」という意思を伝えたという。イ・ヨンエは、韓国障がい者福祉財団の文化芸術分野の諮問委員長を務めている。

彼女だけでなく、一般市民も積極的に支援に参加している。韓国在住のロシア人コミュニティは、彼女たちのための募金活動を行った。

一方、梨泰院事故で死亡した外国人は26名だ。イラン人5名、中国人4名、ロシア人4名、アメリカ人と日本人それぞれ2名、フランス・オーストラリア・ノルウェー・オーストリア・ベトナム・タイ・カザフスタン・ウズベキスタン・スリランカ人各1人名だ。

WOW!Korea提供

2022.11.03