続けて「映画の70%は英語、15%は韓国語と中国語、マレーシア語というインターナショナルな作品になりそうだ」とし、アメリカやフランスなどで制作会社に接触していると紹介した。
また「言いたいことは全て話したと思うので、韓国社会についてもっと話したいという欲望はない。韓国社会を越えて地政学的真実またはその状況を見つめる映画を撮りたい」と述べた。
パリ韓国映画祭の主催側は昨年、プサン(釜山)国際映画祭の開幕式でも上映したイム監督の「幸福の国へ」を閉幕式の作品に選び、「浮気な家族」(2003)、「なつかしの庭」(2006)、「ハウスメイド」(2010)といったイム監督の作品も上映した。
イム監督は、故キム・ギヨン監督の「ハウスメイド」(1960)をリメイクし、2010年にカンヌ映画祭のコンペティション部門に進出しただけに、90分以上続くマスタークラスでも本作への厚い関心を受けた。
イム監督は同名の原作は1960年代の韓国に登場し始めた中層家庭を背景にしたが、自身の作品ではとんでもない金を持った邸宅で起きている点において差があると説明した。
さらに「金以外には何の価値も話さない新自由主義時代が到来し、巨大な資本の車輪の下に敷かれて悲惨にならざるを得ない女性について語りたかった」と述べた。
WOW!Korea提供