折り返し地点「ブラインド」、オク・テギョンからチョン・ウンジ…後半の視聴ポイントは？

※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

TvN金土ドラマ「ブラインド」が折り返し点を過ぎて後半部に突入した。

ある女子大生の死から始まったジョーカー殺人事件は、時間が経つにつれ被害者が続出し、止まる気配を見せていない。相次いで事件の直接・間接的な人物との奇異なつながりが発見されている中で見逃してはならない視聴ポイントを探ってみた。

まず、刑事リュ・ソンジュン（オク・テギョン）の頭の中を漂う見慣れない記憶が争点の中心に立っている。リュ・ソンジュンはチョ・ウンギ（チョン・ウンジ）に自身が養子で、7歳の時の事故で記憶を失ったが、養子縁組前の名前であるチョン・ユンジェと13番という番号だけははっきり覚えていると告白した。ここに希望福祉院で体験したことがしきりに夢に現れる情況が加わり、彼が過去にチョン・ユンジェという名前で暮らしていた少年かもしれないという疑惑を植え付けた。

また、アン・テホ（チェ・ドンヒョン）の命をかけた生存ゲームの場所が夢の中に登場した希望福祉院だという点をキャッチするなど、彼の正体がますます疑わしくなっている。しかし、チョン・ユンジェとリュ・ソンジュンが同一人物と見るには微妙に外れる証拠とタイムラインが存在し、さらに混乱を誘発している。果たして正体不明の悪夢はどこから始まり、何を言おうとしているのかリュ・ソンジュンの歩みが事件解決の重要なキーポイントになる見通しだ。

続いて、裁判官リュ・ソンフン（ハ・ソクジン）のどんでん返しが視聴者の後頭部に刺激を与えている。欠点一つなく定規で測ったようにまっすぐで完璧だったリュ・ソンフンの姿に、一つ二つ異常な兆候が捉えられたのだ。

また、陪審員カン・ヨンギ(キム・ハギュン)の娘の結婚式でジョーカー殺人事件の3番目の被害者が発生し、皆が驚愕に染まったその瞬間、血のついた手を拭いているリュ・ソンフンの姿がオーバーラップし、衝撃を与えた。法と原則を重視していたリュ・ソンフンが隠した暗い秘密に対し、熱い関心が集まっている。

最後にチョ・ウンギをはじめとする国民参加裁判陪審員と希望福祉院の間の関連性が注目だ。殺人事件の最初の被害者遺族であるペク・ムンガンからヨム・ギナム（チョン・インギ）、カン・ヨンギまで皆が希望福祉院と関連のある人物であることが明らかになった。チョ・ウンギも母親が希望福祉院の看護師として働いていた事実が明らかになり、その関連性を立証した。

このように何の接点もなく無作為に選抜されたようだった陪審員たちが、過去に希望福祉院と縁を結んだ話が明らかになり、緊張感を高めている。そして、彼らが犯行対象から避けられずにおり、チョ・ウンギをはじめとする残った人々がどうなっていくのか。さらに、なぜ彼らが陪審員に抜擢され犯行対象になったのか、視聴者の推理力がフル稼働している。

さらにスペクタクルな2幕展開を期待させるtvN金土ドラマ「ブラインド」は今日(14日)夜10時40分、9話が放送される。