“甘く見られた釜山映画祭”…女優パク・ヘスの“復帰の場”にされた映画祭、本来の意味を考える

ことし「釜山国際映画祭」話題の主人公も、いじめ問題に関連するパク・ヘスだった。彼女は、いじめを認めたシム・ウヌとは違い「いじめの被害者は私」として疑惑を否定したが、相変わらず真実の攻防が続いているなかでの今回の映画祭参加に、爆発的な関心が傾いた。

これは昨年2月、いじめの加害者疑惑に包まれて以降2年ぶりとなる公式の場だ。それまで、パク・ヘスが主演した新ドラマ「Dear.M」の編成は無期限延期、活動がオールストップされていた。パク・ヘス側は、「虚偽事実を投稿した首謀者について訴状を出し、捜査が進行中だ」と強硬な法的対応に乗り出した状況だ。

議論がまだ続いているなか彼女は9日、プサン(釜山)市ヘウンデ(海雲台)区映画振興委員会の試写室でおこなわれた「君と私」(監督チョ・ヒョンチョル)のGVイベントに参加した。この作品は、「第27回釜山国際映画祭」“韓国映画の今日-ビジョン”部門の公式招待作。

特に、この席でパク・ヘスは疑惑に対し直接心境を明かして、さらに注目を集めた。彼女は、「私は今の私の状況から逃げずに、最善を尽くして解決しようとしている」とし、「もう少し待ってくだされば、正確な状況が整理された時に、機会を作って詳細にお伝えできるようにする」と話した。

“堂々の復帰”と注目されているが、新型コロナウイルス拡大の余波を乗り越えて、映画祭本来の姿を取り戻している状況で、疑惑俳優たちの復帰舞台に転落してしまった姿にやや苦い気持ちになった。

WOW!Korea提供

2022.10.11