BLACKPINKにIVEら、ファンダムと大衆性をとらえたガールズグループ…企画会社の「代表選手」に急成長

「ファンダムはボーイズグループ、大衆性はガールズグループ」はもう昔の話だ。ファンダムと大衆性を共にとらえたガールズグループが続々と登場しながら、歌謡界の構図を揺り動かしている。キム・ジヌサークルチャート(CIRCLE CHART)首席研究委員は「BLACKPINKの成功以来、グローバルに向かうガールクラッシュのコンセプトを中心に市場が再編成され、フィジカルアルバム市場でもガールグループが頭角を見せている」として「今後は男性アイドルと女性アイドルを区分することが、ビジネス的な側面で無意味な方向にK-POP市場が流れていく」と展望した。

今年のガールズグループのミリオンセラーだけで5チーム
今年の歌謡界にはミリオンセラー(アルバム100万枚以上販売)を果たしたガールズグループだけでなんと5チームに達する。サークルチャートが発表した8月のアルバムチャートによると、aespa(2ndミニアルバム「Girls」、179万9123枚)、IVE(3rdシングル「After Like」、110万177枚)、ITZY(5thミニアルバム「CHECKMATE」、100万5771枚)が100万枚を超えるアルバムを販売したと集計された。TWICEは11thミニアルバム「BETWEEN 1&2」が8月だけで99万7324枚を販売し、9月の販売量まで加えれば100万枚を軽く超えると見られている。
16日に2ndフルアルバム「BORN PINK」を発売したBLACKPINKは、K-POPガールズグループで初めてアルバムの予約注文が200万枚を突破した。発売初日だけでなんと101万枚(HANTEOチャート基準)の販売高を上げ、ダブルミリオンセラー(アルバム200万枚以上販売)にも青信号がともった。

ハーフミリオンセラー(アルバム50万枚以上販売)に登場したガールズグループもある。Red Velvetはミニアルバム「2022The ReVe Festival 2022 - Feel My Rhythm」で67万9428枚の販売高を上げた。今夏の歌謡界に突風を起こした「ミン・ヒジンガールズグループ」NewJeansも初のEP「NewJeans」で53万441枚のアルバムを販売してデビューと同時にハーフミリオンセラーを記録した。
チョン文化評論家は「通常、ボーイズグループがアルバム販売で強みを見せてきたが、最近ではガールズグループのアルバムパワーが顕著に強くなった」として「K-POPのファンダムが海外に拡大してファン層が広がり、その結果アルバム販売の好調につながった」と分析した。

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2022.09.21