【全文】釜山市長、「BTS」の代替服務制度適用を建議「彼らは100倍・1000倍以上、国のために奉仕してくれると確信」

幸いに「BTS」もこのような国家的大事の重要性を認識し、快く広報大使を受け入れ、積極的に乗り出しています。この秋には釜山で、昨年のLAで世界を揺さぶったコンサート以上のEXPO誘致のためのグローバルコンサートを開催することにしました。しかし兵役の問題がどうにか解決されなければ、「BTS」は事実上、活動を休むしかないという残念な実情です。これはEXPO誘致だけでなく、国家的にも大きな損害になるため、きょうこうして建議いたします。現在の芸術・スポーツ要員代替服務制度規定の趣旨や内容を見ても「BTS」の代替服務制度適用が非常識的なことではないことを知ったので、さらにこのような願いを申し上げることになりました。

現在、芸術・スポーツ要員の代替服務制度は国威を宣揚した芸術やスポーツに秀でた者を文化体育部(部は日本の省に相当)長官が推薦することになっており、その対象は大統領施行令に委任されています。大統領施行令には国際・国内コンクールの入賞者、オリンピック3位、アジア大会1位の成績を収めた者を対象にしています。問題はそこに大衆芸術に秀でた者は完全に除外されている点です。この規定で純粋な芸術の場合、2000年以降607人が兵役特例を受け、多くのスポーツに秀でた者も特例を受けました。問題は、大衆芸術に秀でた者を完全に除外していることですが、これは時代の流れをきちんと反映できていないことだと思います。すでに芸術が純粋な芸術と大衆芸術の境界を越え、融合の時代になっており、大衆芸術もアーティストとして堂々と認められる時代になりました。プロスポーツ選手はよくて、プロ大衆芸術家はだめだという論理も成立しません。芸術・スポーツ要員代替服務制度の適用の道徳的基準は国威宣揚と国家に対する奉仕になるべきなのです。

しかも国威宣揚という側面において見ると、「BTS」の功績は断然比較が難しいほどに高いです。「BTS」は米・ビルボード、英・オフィシャルチャート、日・オリコンなど世界有数のチャートでトップとなり、CD販売枚数やミュージックビデオの再生回数、SNS指数などで唯一無二の記録を持っています。世界の人が注目するビルボート「HOT100」と「ビルボード200」のチャートでのトップを1週間で同時に征服した最初のグループであり、国連での演説とLOVE MYSELFキャンペーンなどを通じて世界的に善い影響力を及ぼしています。アメリカのバイデン大統領も彼らを招待し、激励しました。

「BTS」が創出し、引き上げてきた大韓民国のブランド価値は数字で表すのが困難なほどに高まりました。EXPO総会訪問でパリに行った時、パリにある韓国料理店の店主は「BTS」のおかげで売り上げが50%以上伸びたと話しており、店内を埋め尽くした外国人の若者が“ラッポッキ”を食べる様子を見せてくれました。このような「BTS」がEXPO誘致のために頑張ってくれるなら、軍服務という神聖な義務に負けない国家奉仕の道になるでしょう。

過去にも国家のために献身した芸術家・スポーツ選手たちに例外的に代替服務制度を適用したケースがありました。94年にはイ・チャンホと囲碁の代表たちが適用され、ワールドカップの時はベスト16に進出したという理由で代替服務制度の対象ではないにもかかわらず適用されました。ワールドクラシックベースボールで3位を記録したプロ野球選手たちも例外で適用されました。過去の事例を見ると、国威宣揚と国益のための奉仕という側面において「BTS」に代替服務制度を適用するのは非常識的なことではありません。この際、大衆芸術家だけ除外させておいた大統領施行令を調整して国威を宣揚した大衆芸術家も芸術・スポーツ要員代替服務制度に編入し、機会を与えるのが国益のために必要なことだと考えます。

釜山市の立場として2030釜山EXPO開催は絶体絶命の課題です。世界2位のトランシップ港と7位のコンテナ港を持つ海洋都市をグローバルハブ都市にすることは、釜山のためだけでなく、大韓民国全体のためにも必要なことです。南部圏全体に活力を吹き込むことでもあります。世界的にこのような天の恵みがつまった立地条件を持つ都市の例を挙げると、ロッテルダム、シンガポール、香港、ドバイなど全てハブ都市になりました。EXPO開催はグローバルハブ都市釜山の夢を実現し、国家均衡発展にはばたかせてくれる大きな事件になるでしょう。大韓民国ための忠実な心、そして釜山の未来のための真心でEXPOの誘致成功を熱望する釜山市民の気持ちをくみ取ってくださるよう切に願います。

「BTS」に芸術・スポーツ要員代替服務制度を適用すれば、彼らはその100倍、1000倍以上、国のために奉仕してくれると確信しています。大統領が大乗的な決断をしてくださるよう建議いたします。

釜山広域市長パク・ヒョンジュン


2022.08.18