『ヒマラヤ~地上8000メートルの絆~』。映像のあまりの迫力にフィクションのように感じてしまいますが、実話だということを噛みしめながら観ると、さまざまな思いが胸の中を駆け巡ります。
韓国で大ヒットを記録
人生はよく“山”に例えられます。試練や困難を乗り越えて頂上にたどり着く、でも頂上にたどり着いたからといって、そこに何かがあるわけではなく、その山を登ることに意義があるのだ、と。
「そこに山があるから登るのだ」と言われるのと同じように、人生も「生かされているから生きる」、そして、登ったら必ず降りてくるのが登山なのだということにも深い意味を感じずにはいられません。
韓国人の多くが登山を好むのは有名な話ですね。
この映画が2015年に韓国で公開されたとき、同時期に公開された『スターウォーズフォースの覚醒』を抑えて堂々の1位を記録したのも大いに頷けます。
そして、そんな山好きな人の多い韓国で、登山を描いた映画がこれまでなかったということにも驚きました。
『ヒマラヤ~地上8000メートルの絆~』は、韓国人登山家のオム・ホンギル氏が仲間と共に、エベレスト登山中に亡くなった後輩の故パク・ムテク隊員の遺体を収拾するために、再びエベレストに挑む遠征隊の実話を描いた作品です。
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