「ベイビー・ブローカー」是枝監督も絶賛!「イ・ジウン(IU、アイユー)は答えを探すのが早い俳優」


是枝裕和監督が映画「ベイビー・ブローカー」を通じ、初めて呼吸を合わせた歌手兼俳優イ・ジウン(IU・アイユー)の声と演技力を絶賛した。

是枝裕和監督は25日(以下現地時間)、カンヌ現地ワールドプレミア上映会に先立ち取材陣と行ったティータイムで歌手兼俳優として活躍中のイ・ジウンをキャスティングし、一緒に呼吸を合わせた感想を伝えた。

6月8日、韓国公開を控えた「ベイビー・ブローカー」はベイビーボックス(赤ちゃんポスト)を巡って縁を結ぶことになった彼らの予期せぬ特別な旅程を描いた映画だ。 ソン・ガンホ、カン・ドンウォンをはじめペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨンなど、世代を超えた韓国映画界代表俳優たちの新鮮な呼吸で「別れる決心」(監督パク・チャヌク)と共に今年のカンヌ映画祭最高の期待作に浮上した。 「万引き家族」でカンヌ映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督の初の韓国演出作だからだ。 上映会前の23日基準ですでに全世界171ヶ国で先行販売を終えた状態だ。

イ・ジウンは劇中、ベイビーボックスに息子のウソンを置いたものの、再び戻ってきて子供を探す母親ソヨン役を演じた。

是枝裕和監督は「歌手としてイ・ジウンさんの曲を聴いてはこなかったが、彼女をキャスティングした契機がドラマ『マイ・ディア・ミスター』にすっかりはまったため」とし「その後、新型コロナウイルス感染症の状況で家にこもりながら日本で入手できる彼女のアルバムと公演DVDを購入して視聴した」と説明した。 「本当に歌が上手な人だと思ったし『マイ・ディア・ミスター』の演技の印象が深く残り、役の提案を差し上げた」とし「劇中ではソヨンが子守唄を歌う姿以外にイ・ジウンさんが歌う場面はない」と伝えた。

監督として一緒に呼吸を合わせた俳優イ・ジウンの最高の魅力もやはり「声」と話した。 彼は「韓国語の意味を知らずに演出しながらも彼女の声の染み出る感じを通じて感情が十分に伝達されるのが感じられた」と回想した。 また「俳優としてセンスが本当に良い」として「ニュアンスをキャッチする速度が速く、ある演技場面に違和感を感じてディレクションを与えれば、その次に出てくる演技はほとんど正解に近く消化している。 答えを探す速度が非常に速い俳優」と絶賛した。

一方、26日、リュミエール大劇場で開かれたワールドプレミア上映会で初めて披露された「ベイビー・ブローカー」は上映終了後12分間観客の起立拍手および歓声を受けた。 これは韓国映画史上最長を記録した「コウモリ」(監督パク·チャヌク、10分)を抜いた新記録である。

WOW!Korea提供

2022.05.27