そんな3人のちょっとした掛け合いも面白いが、やはり番組の見どころはユン・ヨジョンの人間味あふれる魅力だろう。結局、ユン・ヨジョンが「私の本当のマネジャー、どこに行った?」と呼び、本物の側近3人も登場するなど、ユン・ヨジョンにゆかりのある人たちが続々紹介されたが、そのような周りの人が、自分にとっての大きな宝物だとし、縁を大事にしていた。
それはスタッフにも同じだった。レストランで食事をしていたとき、それを撮影していたカメラマンにも食事をするよう促したり、見慣れない顔のスタッフを見つけると、名前を聞いて覚えようとしたり、周りのことを本当によく見ていて、常に気かけているのだ。
また、努力家な一面も。1947年生まれのユン・ヨジョンは、自分が76歳なのか75歳なのか忘れてしまうような年齢なのに、ありえないほどのハードスケジュールをこなしていると吐露していた。それができるのも健康な体あってのこと。毎朝、スクワットや腕立て伏せなどの運動をし、朝食はリンゴを4分の1個と、ブルーベリー、クランベリー、バナナ、牛乳などを入れたスムージーを飲むなど健康管理を怠らない。
さらに、英語でのインタビューに備え、事前に想定される質問への答えを英語で紙に書いてまとめておくなど、英語の勉強にも余念がない。このような大御所になってもなお、仕事への取り組みが誠実で見習うべきところが随所にあった。この番組は全5話放送の予定だが、面白さだけでなく、また明日からの1週間も頑張ろうという気持ちにさせられる要素があるという意味では、日曜夜の放送も案外いい枠なのかもしれない。
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