歌謡界には「4文字(ハングル表記)の名前を持ったチームが成功する」という俗説がある。
「少女時代」をはじめ、「TWICE」、「BLACKPINK」、「Red Velvet」、「GFRIEND(ヨジャチング)」、「OH MY GIRL」などが代表的である。
かつて、芸能事務所の代表が命名していたが、最近はブランドローンチのように徹底した企画のもと、チームの名前を誕生させているというが、ガールズグループの海外進出が増加し、発音も重要な要素となった。
HYBEとSource Musicが協力し、披露する初のガールズグループもハングル表記で4文字のチーム名「LE SSERAFIM」で5月のデビューを控えている。どんな意味が込められているのだろうか。
「少女時代」
「少女時代」という名前は「少女たちの時代が来た」という意味が込められている。全ての年代から注目を得ることができ、韓国を超え、海外まで攻略するとこができるアジアを代表するグループを夢見たSMエンターテインメントの悩みが込められている。「少女時代」はアジアにてK-POPブームを引き越した第2世代のガールズグループのトップで、圧倒的な大衆性と認知度、ボーイズグループのファンにも匹敵するほどの大型ファンを備えた韓国の「国民ガールズグループ」として有名である。2007年に「Into the new world」でデビューした彼女たちは、長寿ガールズグループとして数年間継続してグループ活動を続けており、ソロアーティスト、バラエティー、演技など多様な分野にてメンバーそれぞれの存在感を見せている。
「TWICE」
JYPエンターテインメントの練習生たちのガールズグループデビューサバイバルプログラム「Sixteen」を通して構成された「TWICE」は、「目で1回、耳で1回感動を与える」という抱負と一緒に歌謡界へデビューをした。彼女たちはデビュー以降、多数のヒット曲を発表、ファンダムの圧倒的な勢いと曲の大衆性に支えられ、計126回の音楽放送にて1位を獲得し、名実ともに第3世代ガールズグループの代表走者に挙げられる。海外での人気も相当なものである。「TWICE」は2021年11月に発売した「Formula of Love: O+T=<3」で「ビルボード200」3位に入り、8週連続チャートに止まった。彼女たちは最近、米ロサンゼルス、オークランド、フォートワース、アトランタ、ニューヨークなど5都市ツアーの公演会場を満席にし、来月は東京ドームで単独コンサートを開催する。
「BLACKPINK」
2016年「SQUARE ONE」でデビューするやいなや、大衆を魅了した「BLACKPINK」はその後、ミニアルバム「SQUARE UP」と「Kill This Love」で相次いでヒットした。チーム名は最もきれいな色として表現される「ピンク」を「ブラック」で否定する意味を加え、「美しいだけじゃない」、「見えるものがすべてではない」という反転の意味を含んでいる。彼女たちはヒップホップをベースに様々なジャンルの音楽を披露し、美しいだけではない力強い魅力で愛されている。2020年にリリースしたシングル「Ice Cream」でビルボード「ホット100」で13位を記録し、初のフルアルバム「THE ALBUM」でガールズグループ初のミリオンセラーを達成した。この他にも「BLACKPINK」はYouTubeのK-POPアイドルグループのミュージックビデオ最高再生数1、2位の記録を保有しており、全世界のガールズグループ初のSpotifyフォロワー数が2000万人を突破した。
「Red Velvet」
「Red Velvet」は、グループ名そのものに自分たちのコンセプトを投影している。強烈で魅惑的なカラー「Red」とクラシックで柔らかいイメージの「Velvet」から連想される感覚的なイメージのように、色のある洗練された音楽とパフォーマンスで世界中を魅了するという意味がチーム名に込められた。その名の通り、「Red Velvet」はデビュー後、多彩な音楽やコンセプトを披露してきた。「Red」コンセプトの「Red Flavor」、「Power Up」で見せたはつらつとして愛らしいイメージから「Peek-A-Boo」、「Bad Boy」、「Psycho」など、独特で少々実験的なイメージで「Red Velvet」ならではのカラーを強固にした。同時に、「Red」と「Velvet」のコンセプトを結合した「Russian Roulette」「Zimzalabim」を通じて好評と大衆性を全て捕らえ、人気ガールズグループとして位置づけられている。
「LE SSERAFIM」
「IMFEARLESS」をアナグラムした名前で、世の中の視線に動揺せず、恐れずに前に進むという自己確信と強い意志を含んでいる。
「LE SSERAFIM」はこれに先立ち、宮脇咲良、キム・チェウォンとの専属契約締結のニュースだけでも韓国国内外メディアとSNSを盛り上げ、いわゆる「4文字ガールズグループ大成功説」が継続されていくことを予告した。「LE SSERAFIM」というチーム名を初公開したロゴモーションフィルムも公開から9時間でYouTube再生回数30万回を越え、爆発的な反応を起こしている。
最近「aespa」や「IVE」、「Weekly」、「Kep1er」、「NMIXX」などグループ名が3文字(ハングル表記)の第4世代新人ガールズグループが相次いでデビューしたのに続き、4文字での差別化を図った「LE SSERAFIM」が、先輩ガールズグループのようにK-POP市場で大きな成果を上げることができるかどうか、期待が集まっている。
WOW!Korea提供