ベテラン大女優ユン・ヨジョンが3月23日(水)に放送されたtvN人気バラエティ「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演した。
ちょうど3月上旬、tvNの「花よりお姉さん」、「ユン食堂」シリーズ、「ユンステイ」に続き、ナ・ヨンソクPDの新バラエティに出演することが報じられたばかりであり、昨年、映画「ミナリ」で助演女優賞を受賞した米アカデミー賞授賞式で、ことしはプレゼンターを務めるなど話題続きのユン・ヨジョン。
何をトークするのか気になるところだったが、MCのユ・ジェソク、チョ・セホと対面するなり、「ごめんね、お待たせして」と言った後、いきなり「宣伝しに来ました」とこの日の目的を宣言。「老俳優ユン・ヨジョンです」と自己紹介した。そう、今回の出演目的はこの放送の2日後である25日(金)公開のApple TV+の新作ドラマ「パチンコ」の宣伝のためだったのだ。
ドラマの制作サイドから、この番組が一番の人気番組だからと勧められたので、出演することになったらしい。チョ・セホからこの番組を見たことがあるかと聞かれ、うつむきながら申し訳なさそうに「見ていません」と答え、その姿がチャーミングだったが、回りくどい言い方をせず、白黒ハッキリとしたサバサバした印象に、思わずユ・ジェソクが「トークの進行がとても早くていいです」と笑ってしまったほどだった。
とにかく、ユン・ヨジョンのトークは軽快でテンポ良く、ユーモアもたっぷりなので、見ていて気持ちいいぐらいだし、面白かった。例えば、アカデミー賞で助演女優賞を受賞したことをMCの2人が褒めちぎり、その話題に入ろうとすると、「もう使い古したネタだから、みんな嫌がっている」と謙遜してみたり、前日俳優のカン・ドンウォンと会い、零下の中で撮影をする過酷な現場があったと愚痴を言ったら、カン・ドンウォンから自分はマイナス10度で雨に打たれながら撮影したと返され、「あら、そうだったの。じゃあ、あなたの勝ちね」と答えたというエピソードを明かしたり。
さらに、「パチンコ」は巨額の予算が投じられた超大作ドラマだが、「他人のお金には興味がない。自分にいくら支払ってくれるのかが大事」と言ってみたり、俳優にとって必要な資質は集中力、暗記力、観察力、ギャラ交渉力だとし、ギャラ交渉力に関しては、アカデミー賞を受賞したから5倍にしてほしいと要求したら、そこで交渉が決裂してしまうし、かといって、物価が上がっているのに、これまでと同じだと困るので、少しだけ上げてほしいと言うのだとお茶目に語る場面も。
韓国人で初めてアカデミー賞の門を開けたポン・ジュノ監督については「あの人は私のことを使わない」と自虐的に話すも、出演オファーが来たらどうするかと聞かれると、「そりゃ、やるわよ」と答えたりするなど潔い、巧みなトークが続いた。
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