女優ユン・ヨジョン、「アカデミー賞」で手話を披露…ろう者の受賞俳優に配慮も


韓国女優ユン・ヨジョン(74)が米「アカデミー賞」にプレゼンターとして出席し、センスあるコメントが注目を浴びた。

28日午前(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて米映画界最大の祭典「第94回アカデミー賞」授賞式が開催された。

昨年、映画「ミナリ」で助演女優賞を受賞したユン・ヨジョンは、助演男優賞のプレゼンターとして登場。彼女は「わたしはハリウッドの人間ではないけれど、きょう、再びハリウッドに来られてうれしい」と述べた。

また、「わたしの母はよく『自分がまいたものを収穫する(自業自得)』と言っていた。母の言葉をよく聞いておくべきだった。昨年、わたしの名前がきちんと発音されなかったことに一言声を上げてしまい申し訳なかった」と謝罪した上で、「なぜなら、わたしが今回(受賞)候補者たちの名前を見て、名前の発音が簡単ではないなと感じたからだ。だから、あらかじめわたしの発音ミスを謝罪しておきたい」とウィットにとんだコメントをし、笑いを誘った。

助演男優賞には「ベルファスト」のキアラン・ハインズ、「コーダ あいのうた」のトロイ・コッツァー、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェシー・プレモンス、「愛すべき夫妻の秘密」のJ・K・シモンズ、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のコディ・スミット=マクフィーがノミネートされていた。

受賞はトロイ・コッツァーとなり、ユン・ヨジョンは聴覚障害者である彼の名を手話で呼び、彼が受賞の心境を述べる間トロフィーを横で持つなどの対応を見せた。

一方、韓国俳優パク・ユリム、ジン・デヨン、アン・フィテも出演した濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」は国際長編映画賞を受賞した。

WOW!Korea提供

2022.03.28