ユン・ヨジョン&イ・ミンホ出演ドラマ「パチンコ」、“過去を振り返り、現在を見つめ直す意味のある作品”

物語は日本による植民地支配下にあった韓国・釜山の海辺生まれの少女ソンジャを軸に展開する。若き日のソンジャを女優のキム・ミナが、晩年のソンジャはユン・ヨジョンが演じた。

ユン・ヨジョンは「歴史を考えさせる作品」と評した。「在日(コリアン)」を韓国にも日本にも属することができない存在と受け止め、その歳月を表現するために歴史をしっかり知ろうとしたという。

ユン・ヨジョンは1980年代に米国に移住した韓国人一家の物語を描いた米映画「ミナリ」で昨年、米アカデミー賞助演女優賞を受賞している。「ミナリ」との違いを問われると、「同じ移民の話ながら、ソンジャの話は時間も状況も全く異なる」と答え、視聴者自身が違いを探してみてほしいとした。

コゴナダ監督はユン・ヨジョンの演技を「どんな表情にも繊細な演技があり、感嘆した」と絶賛した。

一方、若き日のソンジャの恋の相手ハンスを演じたイ・ミンホは「特定の国、言語にとどまらず、全ての方に共感してもらえる話」とし、「多くの方々にとって響くところがあれば」と語った。

ソンジャの孫で、日本で生まれ、米国で働くソロモンを演じたジン・ハは、英語と日本語、韓国語の3言語の演技に挑戦した。ソロモンという複雑なキャラクター、そして在日を表現するために、特に日本語を特訓したという。

制作陣は「過去を振り返り、現在を見つめ直す意味のある作品」「感情を伝えようとした」などと説明した。

「パチンコ」は25日に1~3話の配信を開始し、4話以降は毎週金曜日に1話ずつ配信する。

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2022.03.18