昨年7月から9月にかけ、全10話で放送された「ザ・プレイリスト」(Mnet)で単独MCを務めたイ・ホンギ(FTISLAND)。
その後、続編のような「イ・ホンギのプレイリストONCE」(MBC M)が昨年12月からスタートしているが、1月21日(金)放送の第8話に「FTISLAND」がゲスト出演した。
「FTISLAND」としては、昨年「ユ・ヒヨルのスケッチブック」(KBS第2)や「全知的おせっかい視点」(MBC)などの番組に出演しているが、完全にメンバー3人しかいない状況というのが特異的で、トークとライブパフォーマンスを織り交ぜながら進行していくスタイルだったので、彼らの魅力が存分に発揮された内容だった。
オープニングは8thミニアルバム「LOCK UP」(12月10日発売)のリード曲「Unthinkable」のライブステージで幕を開け、その後もトークを挟みながらデビュー曲「恋煩い」、「Travel」、「Who I Am」、「Nowhere」、「What U Want」を披露。
中でも、別れの曲「Nowhere」はイ・ジェジンのリアルストーリーだと明かしたイ・ホンギが、当時レコーディングのとき、イ・ジェジンを憑依させて歌ったそうで、このステージのときだけは、イ・ジェジンの肩に手を置き、その気運をもらうかのようにしてから歌い始めたのが印象的だった。
また、トークではやはり3人の仲の良さが随所に現れていたのが、見ていて微笑ましかった。イ・ホンギのSNSで始まった「Unthinkable」振付チャレンジの話題では、残りの2人からターゲットにされたイ・ジェジン、続いてチェ・ミンファンがダンスをするハメに。この流れで、最後はイ・ジェジンが必死にイ・ホンギにダンスを躍らせようとしたが、断固拒否(笑)。これまで、他のゲストが来たときには楽しそうに踊っていたのに、今回はメンバーたちがいくらおだてても「本当にできない」、「見逃して」と上手く回避した。
イ・ホンギはメンバーたちをイジるのが本当に楽しそうで、プロフィールを再作成するコーナーでも、特技について「イ・ジェジンをからかうこと」とニンマリ。このときも、メンバーたちはお互いのことをああだこうだ言い合うわちゃわちゃ感がよく出ていた。
歌詞だけで曲名を当てる「FTISLAND」の曲当てコーナーでは、さすがに持ち歌300曲以上もあるので、メンバーが作った曲かどうかは分かるものの、曲名がなかなか出てこず、誤答連発。あげくの果てに、イ・ホンギが「この曲、『CNBLUE』じゃないの?」と言い出したときには、全員大爆笑。イ・ホンギのユーモアセンスも光っていたが、それぐらい生み出した曲が多いということで、16年という長いキャリアを改めて感じさせた。
現在と未来を思わせる「FTISLAND」の曲を選ぶコーナーでは、メンバー全員が歌詞の内容や雰囲気が似たような曲を選択。想いが通じ合っていたのだろう。「FTISLAND」のロックスピリットが込められた、希望をテーマに誕生させた初めての曲「To The Light」を聴きながら、イ・ジェジンは「昔を思い出す」と感慨深そうな表情に。この曲はファンがライブでケータイのライトをつけて応援する文化も作った曲でもあると明かした。
そして、この曲が収録された5thアルバム「I Will」にちなんで、当時(2015年)インタビューで、将来どんな予定があるかという質問に、どのように答えていたのかを当てるクイズも。当時はギラギラしていたようで、イ・ジェジンは「ビルを建て、地下にはバー、1階にはカフェ、上の階は賃貸事業をするつもり」、イ・ホンギは「韓国にさまざまなジャンルが生きて息をする歌謡界を作りたい」と答えていた。
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