「KBSドラマ動物虐待疑惑」、保護団体がドラマ責任者を警察に告発


動物保護団体が、落馬シーンに動員された馬を強制的に倒し、死亡させたKBS 1TV大河ドラマ「太宗 イ・バンウォン」の撮影責任者を、警察に告発した。

動物保護団体「動物権行動カラ」は、20日現場スタッフが馬の脚に結んだワイヤーを引っ張り、無理に倒した映像を公開したことに続いて、ソウル麻浦(マポ)警察署に告発状まで提出した。

これに先立ち、同じ20日にKBSは公式立場文を出し、「ドラマ『太宗 イ・バンウォン』撮影中に起きた事故に対し、責任を深く痛感し謝罪する」とし、落馬シーンに動員された馬に対しても「残念ながら撮影後、1週間ほどして馬が死亡した」と明らかにした。

KBSは、「このような残念な事が発生した点に対し、深い責任感を覚える。事故を防止できず、不幸な事が起きた点に対し視聴者の皆さまに謝罪の言葉を伝える」としたが、動物保護団体のカラは、「KBS撮影現場で起きたこの残酷な状況は、単純な事故やミスではなく、精密に計画された演出により、故意な動物虐待行為」と指摘し、「虐待に対する法的責任はもちろん、今後KBSの撮影の動物の安全保障に対する具体的なガイドライン作成に対する努力が行われなければいけない」と話した。

これに先立ち19日に動物保護団体のカラは、「馬の脚にワイヤーを結び引っ張ったのではと疑われる」とし、ドラマ「太宗 イ・バンウォン」第7話で、走っていた馬が不自然に倒れたシーンに対する解明をKBSに要求した。

一部では「まさかCGだろう」という慎重な反応も出たが、結局は動物虐待疑惑は事実であり、馬も死亡した事実が遅れて明らかになり、大きな衝撃を与えた。

WOW!Korea提供

2022.01.21