その後デビュー後に初めて演技をした時を思い出した。チョン・ヘインは「ワインを飲むシーンだったが、人がロボットになった」として「一度指摘されると、さらに崩れてしまって練習したセリフもできなかった」と打ち明けた。また、「その時は、スタッフの方々が僕を取って食べる人のようだと思った。試験台に立ったようだった」と率直に明らかにした。
一方コンミョンは「僕は良かった。関心を持たれるのがとても良かった」と明るく笑った。続いて「(デビュー作が)人権映画だったし、スタッフの方々が多くなくてささやかだった。カーセンターで働くシーンを一番最初に撮った。とても良かった。その記憶とときめきを忘れないようにといつも考えている」と心の内を打ち明けた。
またチョン・ヘインは新人時代を振り返って「時代劇を撮るのに馬から落ちた。背骨にひびが入ったが、そのまま隠していた。私が言えばキャスティングがダメになるかと思った。撮影に入るちょうど前だった」と告白して周囲を同情させた。
ソン・ドンイルは「俳優だけでなく、切実さが重要だと思う」とチョン・ヘインがどれほど切実だったのかを理解した。チョン・ヘインは「今はケガをしないのが一番重要だと思う」と話した。