Q.俳優同士のチームワークが引き立った作品だった。SNSを通じて俳優同士の和気あいあいとした雰囲気が感じられる写真がたくさん公開されたが、撮影現場での俳優同士のチームワークはどうだったのか。
A.俳優たちと本当に親しく過ごした現場だった。みな人柄が良く、おかげで撮影現場の雰囲気がずっと和気あいあいとしていた。私を含む何人かの俳優は時代劇の演技が初めてだったので、それだからかお互いにもっと話をして頼り合っていたと思う。同年俳優たちも多かったが、特に年齢に関係なくお互いを尊重しながら助けてくれる現場だったので、最後までこんな良い雰囲気が可能になったと思う。毎回撮影会場でお互いの写真をたくさん撮る方だったが、本人が撮った写真を俳優たちのチャットルームにたくさん共有し、撮影がない時もお互いの様子を尋ねた。
Q.劇中ラ・イアンは、階級差が明らかな朝鮮社会で結局自身が本当に欲しいものが何かを悟り、内面の成長を成し遂げた人物だと思われる。オク・テギョン俳優にとってラ・イアンの結末はどんな意味に感じたのか。
A.「御史とジョイ」はラ・イアンが様々な事件を経ながら、結局自分に与えられたり属しているものを脱ぎ捨てて、本当に欲しいものが何なのかを悟って探していく成長ストーリーだと思う。そういう意味で私にとってラ・イアンの結末は、勇気と希望のメッセージだと感じた。
何100年前の朝鮮でも、2021年の韓国でも、私たちみんな「社会」という大きな枠組みに属していると思う。昨日と今日が特に変わらず、堂々巡りのような人生を繰り返していると思うとき、誰でも与えられた現実から抜け出したいという夢を見ることになると思う。そういう意味ですべてを投げ捨て、自分が望む幸福を追い求め、新しい人生を追うことができるラ・イアンの決断力と勇気が私自身にも力を与えてくれる結末だった。
Q.オク・テギョンにとって「御史とジョイ」はどんな作品だと思うか。
A.共にできて本当にありがたく、ひでりの中のオアシスのような作品として記憶されると思う。
Q.ラ・イアンにオク・テギョンが送る別れのあいさつ、長い時間一緒にしたラ・イアンにひとこと言うとしたら?
A.真の幸せが何なのか気付いたラ・イアン!全国を歩き回るのに苦労した。好きな料理をたくさん作って、ジョイと幸せに生きてくれ!
Q.これから挑戦してみたいジャンルや配役があるか
A.最近は、ノワールやアクションのようなビジュアル的に強烈なジャンルに挑戦してみたい気持ちがわいてきた。私のもうひとつの魅力を引き出してくれる作品、やったことのない役割なら何でもやってみたいほどだ。
Q. 最後に「御史とジョイ」を最後まで見守って愛してくださった視聴者にひとことお願いする。
A.「御史とジョイ」を視聴してくださった視聴者のみなさん!ほんとうにありがとうございます。このドラマが私にとて「癒しのドラマ」になったように、みなさんにも癒しとなるドラマとなればいいと思います。「御史とジョイ」のラ・イアンとしてみなさんと一緒に笑って泣くことができて光栄でした。またすぐに良い作品でごあいさついたします。明けましておめでとうございます!