AMA「今年のアーティスト」受賞のBTS(防弾少年団)、軍代替服務は可能か?…大衆文化芸術人を超えた存在感と影響力

グループBTS(防弾少年団)が、「2021アメリカン・ミュージック・アワード(American Music Awards, AMA)」で大賞である「今年のアーティスト」賞を受賞した。
受賞者の名前が呼ばれた瞬間、はじけるような歓声が耳元に鮮明に響いた。米国の3大音楽授賞式のひとつである「AMA」で受賞したBTSは、今や反論できない「ワールドクラス」のアーティストだ。彼らを「歌手」という器に入れるには大きくなりすぎた。単なるミュージシャンではなく、今や韓国を代表するアイコンに成長し、国家の地位を高める存在になった。


韓国国際文化交流振興院が海外韓流消費者を対象に調査した「海外韓流実態調査」という資料によると、最近5年(2015~2020年)間、韓国に対する肯定的なイメージが高まっており、これにはK-POPの影響が大きいと分析された。K-POPは2015年から2020年まで施行された国家連想イメージ部分で5回の1位を収めた。そして海外文化広報院が発表した「2020年国家イメージ調査報告書」によれば、「韓国といえば一番最初に思い出す人物」の1位が文在寅(ムン・ジェイン)大統領、2位がBTSだった。


このように「BTS」という名前が持つ価値は途方もなく大きい。彼らの歌を理解するためにハングルを勉強して韓国文化を知るために、わざわざ古宮を訪れる外国人のエピソードも簡単に接することができる。BTSはいつのまにかK-POPを越えて韓国文化、そして韓国自体を知らせる役割を遂行するようになった。
9月の「未来世代と文化のための大統領特別使節」の資格で国連総会で演説をしたのもこのような理由からだ。文在寅大統領は新型コロナウィルス感染症の対応の模範を提示した功績を認められ、「持続可能な発展目標モーメント」に招待され、BTSは文大統領が任命した特使の資格で同行した。持続可能な発展目標を達成するためには、何より若い世代の参加が重要であり、こうした意味で全世界の青年たちに全面的な支持を受けているBTSより適格な特使はいなかった。

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2021.11.23