ジョイのキャラクターティーザーは、彼女の意外な活躍を期待させる。旅立つイアン一行を見送るジョイ。「御史の道は危険なので、あなたはここに残りなさい」という彼の言葉にジョイは、ただ被り物の中でぼうっと眺めるだけだ。その瞬間、暗殺者が飛び出してイアンに向かって走っていく。一瞬も迷わず電光石火のようなパンチをくらわすジョイの意外さが視線を奪う。
反抗もできないままにノックダウンした暗殺者と、これを見て真っ赤になるイアンの姿は、ジョイのパンチがイアンの心臓も強打したことを直感させる。
テギョンは、偶然の様に暗行御史(アーメンオサ:朝鮮時代に王が直接命を下し、全国を回りながら各都市の行政官僚達を観察させた特別検事)になった天然の若旦那ラ・ライアンを引き受けた。科挙に合格した後、弘文館副修撰に任命されたが、現実はマンネリ化した中堅公務員だ。とんでもない御史任命でこじれた前途にブルドーザーのような女性ジョイまで現れ、彼の人生は新たな修羅場となっていく。
キム・ヘユンは幸せを探すために突進するバツイチ夫人のキム・ジョイを演じる。儒教の聖地朝鮮で「離婚」を叫ぶ頼もしい性格に、輝く頭脳まで備えた人物。悪縁だと思っていたイアンとの出会いは、ジョイの生活を予期せぬ方向に導く。お互いを通じて見知らぬ世界と向き合ったふたり。これら繰り広げられる爽快カップルの捜査ショーに期待が集められている。
「御史とジョイ」は、11月8日夜10時30分に韓国で初放送される。