★演じられた役柄の紹介をお願いします。
キム・ヒエ:家族医療の専門医を演じたキム・ヒエです。イ・テオの妻でチ・ソヌという名の女性です。夫とは深く愛し合った末に夫婦の契りを交わしますが、彼の裏切りによって夫婦関係は破綻し、さまざまな感情が入り乱れます。そんな夫婦の物語の妻役を演じています。
パク・ヘジュン:エンターテインメント関連の会社を営み、映画監督をしていた過去があります。そしてチ・ソヌの夫という役どころです。ただ彼の場合は、ソヌの力を借りて会社を経営しているので、彼女に対して強い劣等感を抱いています。それに何より劇中で問題を引き起こす、事件の張本人と言えると思います。
パク・ヘジュン:少しおかしな言い方ですが、とてもやりたいけれど、避けたい役でした。俳優としては、一度は演じてみたい、挑戦しがいのある役に魅力を感じる一方で、すごく大変そうに見えて、構えてしまう部分もあり、最初はかなり悩みました。でも脚本が面白いので諦めることもできず、そういう二面性のある作品です。
キム・ヒエ:私も同じ気持ちだったので、彼の言うことはよく分かります。大変にもかかわらず、女優として、一度は演じてみたい…。激しい感情の渦巻く人間や夫婦の姿に惹かれるものがあって、挑戦を決めました。
パク・ヘジュン:たくさんあります。特にヒエさんと一緒に演じるシーンでは、ヒエさんがその見事な集中力で芝居を引っ張ってくださるのをいつも目の当たりにしています。劇中のクライマックスシーンで披露された演技には鳥肌が立ちました。相手役として目の前で演じながら多くのことを学ばせていただいたので忘れられません。
キム・ヒエ:褒め合う感じですね(笑)。ヘジュンさんは事前にイメージしていた演技をいつも超えてくるというか…とても自由で柔軟な発想で演じてくださったので、凄く新鮮でした。私もいい刺激をもらえましたし、お互いにいい影響を与えることができて、とても貴重な時間を過ごせました。
パク・ヘジュン:僕は…“信頼”ですかね。一度夫婦の間に亀裂が生じるとそこから波が押し寄せるように、さまざまな疑念が湧いてくるものです。だから信頼がないと夫婦関係は成り立たない。とても大事なものだと思います。
キム・ヒエ:何と答えたらいいのかしら。一語だと例えづらいですが、あえて言うなら“同志”にしておきましょうか。愛し合う関係から始まり、お互いに一番の味方となって支え合うわけですよね。長く一緒にいれば腹の立つこともありますが、それでもどこかに同志への愛があるからこそ、心強くいられるのだと思います。
キム・ヒエ:監督とスタッフの方々が作り上げる、美しくスタイリッシュな映像をごらんいただければ、きっと満足できるはずです。それに韓国でトップレベルの若さと意欲に満ち溢れた俳優たちの演技、それと優れた脚本という三拍子が魅力です。俳優として自分だけが努力しても、満足のいく演技はできません。でも今回は、その3つがそろっているおかげで、とても気持ちよく演じられましたし、作品も自信をもってお薦めできます。
パク・ヘジュン:まずは冷たい水でも手元に用意してください(笑)。でないと、のどが渇くはずです。ビールを飲みながら見るのもいいですね。物語の展開を予想しても、想像を上回る方向に進むので、むしろ想像しないほうがいいかと。とにかく見ていただければ、強烈なスリルと味わえることと思います。
「夫婦の世界」
DVD-BOX1 発売中
DVD-BOX2 2021年10月6日(水)発売
各17,050円(税込)
※同時レンタル
発売元:ストリームメディアコーポレーション
販売元:TCエンタテインメント
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Based upon the original series “Doctor Foster” produced by Drama Republic for the BBC, distributed by BBC Worldwide