「インタビュー」俳優チョ・ビョンギュ、大ヒットドラマ「悪霊狩猟団 カウンターズ」の両親からの反応は「ムンが息子だったらいいのに」


※一部あらすじ・ネタバレになるような内容が含まれています。

こういうのが“俳優人生を代表するキャラクター”というのではないか。俳優の魅力を引き立ててくれるキャラクター、キャラクターが持つ設定を完ぺきに具現化できる俳優に出会った時、シナジー効果が表れる。韓国OCNドラマ「悪霊狩猟団 カウンターズ」のソ・ムンと俳優チョ・ビョンギュの出会いが、まさにそれだった。

「悪霊狩猟団 カウンターズ(原題:驚異的な噂)」は昨年11月に韓国OCNで放送を開始し、2か月間、毎回驚くべき好評と視聴率を見せた。原題と同名のウェブトゥーンをリメイクしたこの作品は、ククス店の店員に扮した“悪霊を退治するカウンター”たちの勧善懲悪ストーリーを描いている。我々の現実にいそうな人物が協力し、悪霊を制圧する様子はファンタジーヒーローというジャンル的特性にも近い感じで描かれた。

その中で、主人公のソ・ムンは特に社会的弱者として描かれた。幼くして両親を亡くし、障害もあって、学校でも弱者だったが、自分より弱い人がつらい状況にあると手を差し伸べる少年だ。そんなムンがカウンターとなり、ヒーローに生まれ変わる過程は、単純に能力のすばらしさばかりがあるわけではない。小さくて弱い少年から、真の正義を追う大人に成長していく過程がある。

チョ・ビョンギュはソ・ムン役にキャスティングされ、“代替”を考えられないほどの熱演を見せた。ムンのか弱い姿、混乱、その中でも心に秘めているものまで、輝くまなざしで細かく表現した。

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2021.02.04