Q.熱烈な番組ファンからは“息子”と呼ばれていますが、それについてはどう思いますか?
ムンの親は本当に多いようですね(笑)。周りの人から聞きました。ムンの成長過程を見ると、未熟で幼くて、そういった点が本作のポイントだったのかもしれません。ムンが様々な試練に打ち勝ち、結果的に両親に会うという過程を描いているんですが、ムンのたくさんの“親たち”から応援していただきました。試行錯誤をして演じていたので、大きな力になりましたね。
Q.実のご両親の反応はどうですか?
両親は「ムンが息子だったらいいのに」と言っていました(笑)。僕も家族と一緒に暮らしていた時は、ムンのように明るくはなく、特別な感情もなく常にムッとしているような感じでした。だからカウンターに接するムンのように、明るく笑ってくれたいいのにって言われましたね。
Q.ムンを構築する過程においてご自身との共通点や違いを感じたことはありますか。
ムンを100%自分の物にしたいと思いました。ムンを演じながら、チョ・ビョンギュという人間はまだまだ足りないと感じました。ムンはどんな時も立ち上がって成長して、倒れても再び成長しようと歯を食いしばります。そこがムンの素晴らしいところで、僕とは違いますね。僕は怖いと思った時に、正義感を持って行動できるかと言われると、未知です。怖がりだし、だけどソ・ムンとチョ・ビョンギュという人間の共通点は、突破口を見つけようとするところですかね。そういう点を極大化してムンの性格と合わせようと努力しました。
Q.漫画的なキャラクターやセリフを演じるのは、どうでしたか?
慎重になる必要がありました。あるポイントだけ離れても恥ずかしくなってしまうからです。セリフを言う時に、日常の言い回しよりも淡泊で強烈に表現しようと頑張りました。
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