東方神起のユンホの名前ですが、リエゾンすると윤호(ユンホ)が유노(ユノ)になります。
第9回「リエゾン」
リエゾンはフランス語にもあり、英語にもあり、日本語にもあります。しかし、特に多いのが韓国語です。リエゾンがあるから、韓国語は話し言葉がなめらかになる、と言っても過言ではありません。
リエゾンは連音化
次の日本語を読んでください。
観音
漢字を1つずつ読むと、「かん」「おん」となるのが正しいのですが、そう読む人はほとんどいないでしょう。すべての人が「かんのん」と読むはずです。
その理由は明らかです。「かんおん」より「かんのん」のほうがずっと発音しやすいので、それが慣例になってしまったのです。このような例として、「感応(かんのう)」も同様です。
つまり、連続する音を読むときに、後ろの音の読みが変化することが日本語にあります。同じような例がハングルでもひんぱんに起きます。これがリエゾンです。「連音化」ともいいます。
その例をハングルで見ていきましょう。ハングルで「恋愛」は「연애」と表記しますが、それがリエゾンされる過程を見てください。
연 + 애 → 연애 → 여내 → 여 내
ヨン エ ヨ ネ
YON E YO NE
ローマ字で見ると、わかりやすいでしょう。「YON+E」と分かれていた発音がリエゾンになると、「YO+NE」となって「ヨネ」と発音されます。
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