第70回カンヌ国際映画祭特別招待作品として上映され、各国のジャーナリストから大絶賛された
『名もなき野良犬の輪舞』がいよいよ5月5日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開!
信頼を求める男と、誰も信じられない男は、時には家族のようであり、兄弟のような固い絆で結ばれていた。しかし、ある真実が露見することで、その絆は加速度的に哀しみと憎悪を帯びていく…。
80年代の香港映画やヨーロッパ映画のような古典的でスタイリッシュな映像と、名優ソル・ギョングと若手注目株イム・シワンの共演で話題となった本作は、既存の韓国ノワールとは一線を画すハードボイルド映画として、昨年のカンヌでの上映を皮切りに、第54回大鐘賞映画祭、第37回韓国映画評論家協会賞、第38回青龍映画賞など主要な韓国の映画賞を席巻した。
この度、本作の日本公開を記念し、4月19日(木)、渋谷ユーロライブにて「ハゲタカ」の原作で知られる小説家の真山仁(まやま・じん)さんと映画評論家の松崎健夫さんをゲストにむかえたトークイベントを実施!本作を「万華鏡のような映画!」と絶賛する真山さんが、本作の魅力やご自身が大好きだと語る俳優ソル・ギョングについて、さらに韓国映画の面白さなど、興味深いトークを繰り広げました!
まず、映画の感想を問われると「おそらく最後まで騙されない人はいないんじゃないかな。人ってこんなに裏切られるんだ、と。さらにその絶望感も何だかだんだん心地良くなってくる、韓国映画独特のカオスが見事にハマったんじゃないかと思う。それに韓国映画で、この手の映画を知っていれば知っているほど、この場面何かに似てるなぁと思うんだけど、思った瞬間アウトですね。もう騙されてます。」と絶賛!
また「あまり韓国映画を観たことがない人にとっては、あれよあれよという間に自分がどこにいるかわからなくなる、まるで万華鏡みたいなんです。下手したら破たんするんだけど、破たんしなかったのがこの作品だと思う」と熱くその魅力を解説。
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