世界的人気ブランドで初の男性モデルに起用され、また自らもジュエリーデザインを手がけているイ・ビョンホン。今回、デザイン最新作「サマンサティアラ”PROMISE“~約束~」キーネックレス発売に伴い、購入者600名を抽選で招待し、19日東京有楽町朝日ホールにて、サマンサタバサ“プレミアムイベント”を開催した。
会場が暗くなり、スクリーンには映画「夏物語」の劇中名シーン&オフショットを集めたフォトライブラリーの上映。そしてイ・ビョンホンが、黒のジャケットにジーンズというラフなスタイルに、自らデザインしたジュエリーを身につけ颯爽と登場。この時、観客の盛り上がりは既に頂点!
司会者(以下Q):久しぶりの来日とのことですが、日本はどうですか? 今はとても気分がいいです。今回も空港にたくさんの人達が迎えてくださって、胸が熱くなりました。一緒に来日した共演のスエさんも驚いていましたね。
~映画「夏物語」について~
Q: 100 を越えるシナリオの中からこの作品を選んだ理由は何ですか? 私は一般の方より映画を見る方だと思いますが、心の中に強く残る胸に響く作品があります。この作品を読んだ時、インパクトが残る、何か胸に響くものがありました。
Q:この作品では 20 代・ 60 代2つの世代を演じていますが、苦労した点は? 20代は私自身過ごした過程がありますから、若い頃の感性をいかして演技ができましたが、60代は経験をしていませんので、想像で演じなくてはいけないので大変でした。 エピソードがひとつあります! 60 代の演技をするにあたって、特殊メイクでデスマスクをしたのですが、メイクさんのミスで眉毛に油を塗り忘れてしまって…デスマスクをはずした時眉毛も一緒に抜けてしまったんです(会場笑)とても不便な思いをしました。もしこのまま生えてこなかったら…と心配になりましたね(笑)
Q:チョ・グンシク監督の演出スタイルは、非常に多くのアドリブを使うということで有名ですが、実際はどうでしたか? そうですね、アドリブは多いです。現場で監督に、台本やセリフに左右されずに自由に演技してほしいと指示されました。アドリブは自由で楽だと思われがちですが、役者にとっては多くの負担があります。演技に対するプレッシャーや責任を感じ、最初は大変でしたが、次第にこの演出スタイルに慣れることができましたね。 あっ!先程のデスマスクの件でつけ加えたいことが... 結局デスマスクはやめてフルメイクにしました(会場笑)
Q:一番思い出に残っているシーンは? この中で映画をご覧になった方はいらっしゃいますか? (客席の半数以上が手を上げる)これ以上私が映画の話をしなくてもいいみたいですね(笑) ジョンインが拘置所から出てくるのをソギョンが待っているというシーンがあります。 そこではお互いにかける言葉もなく、もどかしくただ立ちすくんで … ふたりとも今にも泣いてしまいそうで … その後(これは私のアドリブなんですが)“もう二度と君の元を離れない … ”と言って強く抱きしめるシーンがとても印象に残っていますね。
~サマンサタバサ新作ジュエリーについて~ Q:サマンサタバサ「PRPMISE~約束~」シリーズですが、どのような思いでデザインされたのですか? デザインするのはとても大変です。好きなものではなく、皆さんに共感できるものを考えなくてはいけないですから。いつも意識していることは、男女関係なく使えるユニセックスなもの、ペアで使えるものです。今回のシリーズは、少しハードに男性色を強くだしてみました。
Q:これまで5つのシリーズをデザインしていますが、一番気に入っているのは? とても答えに困る質問ですね(笑) 映画でも、今まで一番印象に残っている作品は何ですか?と聞かれることがありますが... 記者が憎憎しくなります(会場笑) あえてひとつ選ぶとしたら、一番最初にデザインしたものですね。いろいろと苦労したものですから。
~ファンとの質問に直接答えるQ& A コーナー~ Q :セリフはどういった場所で覚えるのですか? 決まった場所はありませんが、車の中でセリフを覚えることが多いですね。
Q :リラックスしたい時、どのように過ごされていますか? 自宅にホームシアターを作ったんですが、そこで映画を見たり、ワインを飲んだり、本を読んだり … 弾き語りをしたり、電話をかけたり … そこで過ごす時間が一番リラックスします。
Q :今回来日で特に美味しかった食事は? ジャパンプレミアの後、秋元康さんが食事に誘ってくださって、洒落た和風レストランに行ったのですが、そこのコロッケとかき氷がとても美味しかったです。 イ・ビョンホンの“コロッケ!”という発音が妙にかわいく … 客席が盛り上がる。 反応したイ・ビョホンはコロッケコロッケ … と連発(笑)
~ビョンホンさんから携帯電話が!プレゼント抽選会~ 抽選で選ばれた幸運な3名にイ・ビョンホンが直接電話をかけます。 プルプルプル …. 「・・・・無言」「カムサムニダ~」「・・・無言」 言葉が通じないので皆話すことができず( 笑 ) そして、笑いが途絶えることなく時間があっという間に過ぎ…
Q :それでは最後に、皆さんにメッセージをお願いします。 今日はお越し頂いてありがとうございます。感謝しています。 残念なのは今日いらして頂けなかった皆さんには大変申し訳なく思っています。 今回は映画のプロモーションの為に来ましたが、映画も楽しんで頂き、私の友人でもあるサマンサも応援して頂き、この映画が皆さんの記憶に末永く残るようなものになることを祈っています。 ありがとうございました。
連日の映画プロモーションで少し疲れていたようには見えたが、ファン
との楽しい交流で少しリラックスした姿がそこにはあった。完璧主義と言われている彼の素顔を少しだけ垣間見れたような気がする。男は30を超えてから、とはよく言われることだが、彼の40になった時の彼の横顔からかもし出すものを見てみたい、そんな思いを抱かせる匂いをもった役者である。
(記事・写真 Nakayama )