歌手ヨンタクの元所属事務所代表をはじめ、芸能企画会社・広報代行社の関係者11人が音源買占めの疑いで起訴された。
ヨンタク側は21日午後、「ヨンタクは当時、嫌疑なしという処分を受けた。明らかに関係ない」として「元所属事務所代表とは昨年3月に専属契約満了後、各自の道を歩いている」と立場を明らかにした。
この日、ソウル中央地検は2018年12月から翌年12月まで韓国内の主要音源サイトで15の音源を172万7985回再生して順位を操作した広報代行社・芸能企画会社4社の代表と関係者など11人をコンピュータなど障害業務妨害容疑で在宅起訴されたと明らかにした。
起訴対象には、ヨンタクの元所属事務所であるMILAGROエンターテインメントのイ・ジェギュ代表が含まれた。イ代表は2019年にヨンタクが発売した曲「君がなぜそこにいる(原題)」の音源チャートの順位を高めるためにマーケティング業者に音源買占めを依頼した疑いだ。
ヨンタクは嫌疑なしの処分を受けた。当時、警察はヨンタクの元所属事務所であるMILAGROエンターテインメントのイ・ジェギュ代表を送致し、ヨンタクは不送致決定したが、告発人の異議申請で自動送致されたことがある。
検察捜査の結果、疑惑を受けた人々は営業ブローカーを通じて音源順位操作依頼者を募集した後、500台余りの仮想PC、大量購入したIPと違法で取得した個人情報1627個を利用して音源買占めに使用した。また、彼らは仮想PCにIPを割り当てた後、多数のアカウントで接続してこれを遮断する音源サイトのアビュージング対応システムを無力化したと確認された。
検察は「これまで市場で着実に提起されてきた音源買占め疑惑が組織的になされた事実を具体的に確認した」として「犯罪に相当する刑が宣告されるよう公訴遂行に最善を尽くす」と明らかにした。