【オフィシャルレポート】
韓国発の大規模音楽フェスティバル「WATERBOMB」の日本版、「WATERBOMB JAPAN 2023」の東京公演が2023年7月29日(土)、30日(日)の2日間にわたりベルーナドームで開催された。超豪華アーティストと人気DJたちによるパフォーマンスで熱狂の渦となった、2日間の公演の模様をレポートする。
🔳7月29日(土)
韓国の有名なHIPHOPサバイバル番組「高等ラッパー2」の頂点に輝き、韓国国内で圧倒的な人気を誇るラッパーのHAONがトップバッターとして登場。大ヒット曲「TELÉFONO」で会場を沸かせた後、Sik-Kと共作した最新曲「CRASH MERCEDES」を披露し、観客を一体感で包み込む。ラストは、HAONらしい詩的リリックを用いた「boong boong」の高速ラップで、会場のボルテージも一気に最高潮に。観客に向かって「僕を火だと思って思いっきり水をかけて」と呼びかけステージを全力で楽しむ姿が印象的だった。
続いて登場したのは、日本でもその実力が認められているラッパーSik-K。甘いメロウな歌声で「Rendezvous」を披露し、観客を彼の独特の世界観に引き込む。「日本語でフィーチャリングした曲があるんです」と彼がステージ上でコメントすると、日本のラッパーJP THE WAVYがサプライズで登場し、共演曲「Just A Lil Bit」、「I.Y.A」を相性抜群のパフォーマンスで盛り上げる。「keep going」という煽りに応じて韓国で大ヒットした「iffy」、Crushをfeatした「party (SHUT DOWN)」までヒット曲でステージを飾った。ファンサービスにも長けたSik-K。枠や型にはまらない彼のスタイルを鮮烈に反映したステージだった。
ソロアーティストとしても注目を集めるYUGYEOMがステージに立つと、観客から歓声があがる。Coogieとのコラボ「Take You Down」で会場を揺らし、GRAYとの「All Your Fault」、新曲「LOLO」を立て続けに披露。甘い歌声と息の合ったダンサーたちとのパフォーマンスでステージを盛り上げた。「楽しんでいますか?」との問いかけに会場は大歓声があがると、GOT7の大ヒット曲「Hard Carry」で会場の雰囲気は最高潮に。WATERBOMBへの多くの参加経験を通じて磨き上げられた、YUGYEOMが紡ぎ出すステージで観客を魅了した
続いて人気ラッパーのLOCOが登場。盛り上がる「Party Band」、「OPPA」の後には、「You Don't Know」と、georgeをfeatした「Just Like This」で落ち着いたムードを醸し出し、LOCOの感性の世界に引き込む。「Who You?」のイントロと共に同じレーベルのYUGYEOMが登場し、2人の息の合ったパフォーマンスで会場を一体化させ、フィナーレの「No Manners」まで、LOCOならではの観客との一体感を体感できる熱いステージを作り上げた。
MAMAMOOから派生したユニット、MAMAMOO+のソラとムンビョルによるステージは、エネルギーに満ち溢れた興奮の連続。ユニットデビュー曲「GGBB」を披露し、その変幻自在なサウンドとユニット特有のエネルギーで観客を圧倒すると、続いて披露された「Dingga」や「HIP」を含むMAMAMOOのヒット曲メドレーで、会場はさらにヒートアップ。その後も、魅惑的なボーカルが際立つオリエンタルな雰囲気の楽曲「悪い奴(Chico malo)」など、力強く自分らしさを表現する彼女たちのパフォーマンスは、観客の心に深く刻まれ、その興奮と感動は絶え間なく続いた。
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