演劇「木の上の軍隊」6月に開幕…俳優ソン・ソック&チェ・ヒソらが出演


韓国の公演制作会社MP&カンパニーは6月に開幕する故井上ひさし原案の演劇「木の上の軍隊」のキャスティングを13日公開した。

「木の上の軍隊」は1945年4月太平洋戦争末期、沖縄で日本の敗戦を知らないまま1947年3月までの約2年間、ガジュマルの木の上に隠れて生きた二人の兵士の実話を土台にした演劇だ。LGアートセンターとMP&カンパニーが共同制作し、LGアートセンターソウル2023年企画公演「CoMPAS23」で披露する。

今回の公演で戦争経験豊富な本土出身の上官役はドラマ「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム」、「シスターズ」、演劇「ビーナス・イン・ファー」、「アンリおじいさんと私」などに出演した俳優イ・ドヨプ、映画「次のソヒ」、「82年生まれキム・ジヨン」、演劇「見えない手」などに出演した俳優キム・ヨンジュンが演じる。

生まれ育った大切な土地である島を守るために軍に入隊した新兵役にはドラマ「私の解放日誌」「D.P. -脱走兵追跡官-」、映画「犯罪都市2」などでスターダムに上がった俳優ソン・ソックが演じる。上官と新兵のそばで誰も聞けなかった話をしてくれる神秘的な存在の女性役には映画「空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯」「金子文子と朴烈」、ドラマ「今、別れの途中です」で知られたチェ・ヒソがキャスティングされた。 ソン・ソックとチェ・ヒソは9年ぶりに演劇の舞台で再会する。

演劇「オン・ザ・ビート」、「生きている者を修繕する」などを通じて感性的ながらも細やかな解釈で作品中の叙事と人物を立体的に表現した演出家ミン・セロムが演出する。

公演関係者は「『木の上の軍隊』は人類の歴史で絶えず起きている戦争を木の上のかみ合わない2人の兵士に投影し、感覚的で率直に描き出した作品」とし「観客は戦争の背景となった本土と沖縄の関係をはじめとして、葛藤と分裂、信念と生存、大義と羞恥心など多角的に接近し、共感して戦争の無益さを悟ることになるだろう」と伝えた。

「木の上の軍隊」は6月20日から8月5日までソウル・カンソ(江西)区のLGアートセンターソウルU+ステージで公演する。 3月末にチケットオープンする予定だ。

WOW!Korea提供

2023.03.13