25%に迫る視聴率で、今年最高のミニシリーズに登極したJTBCドラマ「財閥の末息子」の人気要因が注目されている。
視聴率調査会社ニールセンコリアによると「財閥の末息子」は18日、14話で視聴率24.9%(以下全国基準)で再び自己最高記録を更新した。 今年放送されたミニシリーズの中で20%を超えたのは「財閥家の末息子」が唯一だ。 特に、歴代JTBCドラマ視聴率2位だった「SKYキャッスル」(23.8%)を超えただけに、残り2回まで歴代JTBC1位ドラマである「夫婦の世界」(28.4%)を越えることができるか注目される。
「財閥家の末息子」は、財閥家のオーナーリスクを管理していた秘書ユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ)がこの一家の末息子チン・ドジュン(ソン・ジュンギ)に回帰し、2度目の人生を生きながら起きる物語を描いたファンタジードラマで、同名の人気ウェブ小説が原作だ。
この作品の視聴率の高止まりには中年男性が一役買った。 時事、スポーツ番組を主に視聴する中年男性たちは、ドラマに相対的に無関心な視聴層に挙げられる。 このため業界では「週末のお茶の間劇場=女性の専有物」という暗黙の公式もあった。
このような通念を破ったことに対してハ・ジェグン大衆文化評論家は「『財閥の末息子』にはキム・テジュン(金大中)、キム・ヨンサム(金泳三)、ノ・テウ(盧泰愚)が候補として登場した1987年の大統領選挙をはじめKAL機爆破事件、IMF経済危機、 サンアム(上岩)DMC開発事業、2002年ワールドカップなど実際の事件が登場する」とし「韓国経済に一線を画した主要歴史が時代的背景で実際当時のニュース画面と共に登場するので、虚構の話なのにドキュメンタリーを見ているような気がする」と分析した。 劇中で国内1位の企業であるスンヤングループを背景に、1980年代から2000年代に至る近現代史の中で大きな政治、経済界の実際の事件を登場させ、没入度を高めたのだ。これを通じてその時代を生きてきた中年たちには思い出を、生きていない若い世代には幻想と好奇心を植え付けたというのがハ評論家の説明だ。
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