グループ「BTS(防弾少年団)」がグラミー賞の初受賞に再び挑戦する。
今回は3つの部門で受賞の可能性が開かれており、全世界のファンたちの期待感が膨らんでいる。
授賞式を主宰するアメリカのレコーディング芸術科学アカデミー(NARAS)は、来年2月に開かれる第65回グラミーアワーズ受賞候補を16日に発表した。「BTS」は「ベストポップデュオ/グループパフォーマンス」と「ベストミュージックビデオ」部門候補に名前を載せた。それぞれ2021年と今年開かれた授賞式に続いて3回連続で受賞候補となった。
イム・ジンモ大衆音楽評論家はメディアedailyに、」「グラミー賞が『BTS』の存在感を認識しているという証拠」と評価した。続けて、「グラミー賞は候補となったことだけでも栄光なことであると受け入れてもらえる授賞式」とし、「『BTS』の3回連続候補は、韓国の大衆文化の歴史においてまぶしい快挙」と話した。
さらに「BTS」は、イギリス出身の世界的バンド「Coldplay」と協業した「My Universe」で「ベストポップデュオ/グループパフォーマンス」部門の候補となった。「Coldplay」が9枚目のフルアルバム「Music Of The Spheres」の先行公開曲として発表した曲であり、昨年10月にアメリカのビルボードシングルチャートHOT100で1位となった。
「ベストミュージックビデオ」部門では、自身たちの曲「Yet To Come」でノミネートされた。デビュー後9年の活動を凝縮し、去る6月に発売したアンソロジーアルバム「Proof」のタイトル曲だ。広い砂漠で歌うメンバーたちの姿が込められたミュージックビデオは、Youtubeで1億6000万回を超える再生回数を記録した。
4大本賞のうちの一つである「今年のアルバム賞」部門でも受賞の喜びを狙える。「My Universe」が収録されている「Coldplay」のアルバムが該当部門の候補となったためだ。「今年のアルバム賞」部門の場合、アルバムを出したアーティストだけでなくフィーチャリングしたアーティスト、作曲家、プロデューサー、録音エンジニア、ミクシングおよびマスタリングエンジニアにも受賞の栄誉が与えられる。
「BTS」は、アメリカの他の主要音楽授賞式であるアメリカンミュージックアワーズとビルボードミュージクアワーズでは受賞を受けたが、アメリカ最高権威の音楽授賞式となるグラミー賞のトロフィーはまだ手にしたことはない。
グラミー賞との縁は2019年から続いている。2019年プレゼンターとしてステージに上がり、昨年と今年はそれぞれ「Dynamite」と「Butter」で「ベストポップデュオ/グループパフォーマンス部門」候補として指名され、単独公演まで披露したが受賞には及ばなかった。
「BTS」はこの日公式Twitterで「グラミー賞候補として選定され、栄光で感謝している」と感想を残した。「BTS」がK-POP歌手で初のグラミー賞候補に続き、初の受賞という記録まで達成するのか注目が集まる。
WOW!Korea提供