9月3日東京ガーデンシアターにて、オーディション番組「&AUDITION – The Howlling –」の最終回『&AUDITION – The Howlling – FINAL ROUND』が開催され、デビュー組のK、NICHOLAS、EJ、TAKIに加え、JO、HARUA、MAKI、YUMA、FUMAがデビューメンバーに選ばれ、グループ名「& TEAM(エンティーム)」として12月7日にデビューすることが発表された。
「&AUDITION – The Howlling –」は、日本を皮切りにグローバルを舞台に活躍するアーティストを生み出すプロジェクト「HYBE LABELS JAPANグローバルデビュープロジェクト」のオーディション番組。“人と人”、“人と世界”を結んでいく意味を持つ “&”というキーワードのもと、デビュー組4名(K、NICHOLAS、EJ、TAKI)と練習生11名が、デビューという光に向かって団結していくストーリーをリアルドキュメンタリー形式で描いた番組。オーディションの進行方法は、1ラウンドから4ラウンドまでにミッションをこなし、1人ひとりの評価で与えられる“&BALL”を集めて“&RING”を満たすことで、15人がファイナルラウンドに進出できるというもの。“&RING”を満たされなければデビュー組4人と練習生11人のデビューが白紙になるという、誰ひとりとして気を抜けない過酷なものだった。プロデューサーから厳しい言葉をもらったり、上手くできないことで涙するメンバーもいたが、その悔しさをバネにして1人ひとりが成長していくことで15人の絆が深まっていき、その努力の結果、無事に“&RING”を100%満たすことができた。
そしてこの日は、デビューメンバーを決めるための最終ステージ。会場には15人を応援するファンが集まり、それぞれの推しのネームプレートを掲げながらファイナルラウンドを見守った。
最終メンバーの選抜方式は、練習生11人が2つに分かれデビュー組と一緒に新曲を披露、そのステージの評価で5人が選ばれるというもの。スペシャルプロデューサーには、音楽プロデューサーの今井 了介、アーティスト兼プロデューサーのZICO、HYBE America CEO兼SB Projects創業者Scooter Braunが出席。「I-LAND」でデビュー組4人と共にしたENHYPEN、そして観客席には、デビューの瞬間を見届けるためにBTSのリーダーRMも駆けつけた。
最初に披露したのは、デビュー組4人と練習生HAYATE、GAKU、HIKARU、HARUA、YEJUNの「Melody」。爽やかで明るいギターサウンドが響く中、パステルカラーの爽やかな衣装に身を包んだメンバーたちが、“みんなを幸せにする”という想いを込めて、眩しいくらいの笑顔を見せながら、しなやかでいて力強いフォーメーションダンスを披露した。
そして2組目は、練習生4人とFUMA、JUNWON、YUMA、JO、MAKI、MINHYUNGの「Running with the pack」。オオカミの群れが走って行くという意味のこの曲は、1曲目とは違ったダークで荒々しい雰囲気の曲。アグレッシブで唸るようなギターサウンドに乗せて、力強い視線を送りながらダイナミックなパフォーマンスで観客を惹きつけた。
2組のパフォーマンスを終えてからは、「&AUDITION」のシグナルソング「The Final Countdown」をパフォーマンスすることに。貴公子のような真っ白の衣装を身にまとった15人がステージに登場すると、舞台は一瞬にして華やかに。番組が始まった頃と比べると表現力も豊かになり、堂々と伸びやかにパフォーマンスする姿はまるで水を得た魚のよう。この日JUNWONは、膝を怪我していたため一緒にパフォーマンスすることはできなかったが、椅子に座っていても上半身だけで熱意のこもったパフォーマンスを見せ、観客を感動させた。最後はメンバー全員がJUNWONのほうに駆け寄り、囲むようにしてポーズ。15人の絆を感じる瞬間となった。
そしていよいよデビューメンバーの発表の時間へ。緊張感が漂う中、JO、HARUA、MAKI、YUMA、FUMAと順に呼ばれ、選ばれたメンバーは涙を流しながら喜びを噛み締め、デビュー組の4人も抱き合いながら5人のデビューを喜んでいた。
9人のメンバーが決まると、HYBE議長パン・シヒョクからコメントが届き、「&TEAM(エンティーム)」というグループ名が発表された。
今回残念ながらデビューできなかった6人は、デビューメンバーに対するお祝いの言葉を伝えつつ、新たな目標に向かって頑張るという意欲を伝え、9人に見送られながらステージを後にした。
デビューが決まった9人には、「I-LAND」で共にしたENHYPENからメッセージも送られた。SUNGHOONからは「I-LANDの時に、一緒にした K兄さん、EJ、NICHOLAS、TAKIに久しぶりに会えて嬉しかったです。僕たちも2年前にこういった雰囲気の中でデビューしたのですが、その時にどんな気持ちだったのかということに改めて気付かされた気がします。これからも一緒に頑張っていけたらうれしいです」と伝え、最後はハグや握手をしてデビューをお祝いした。
最後は9人1人ひとりが、支えてくれた家族やファンに感謝の気持ちを伝え、プロのアーティストとして上を目指していきたいと、目を輝かせながら伝えた。また、世界でどんなグループになっていきたいかについてKは「9人はまだまだ未熟ではありますが、誰よりも音楽に真摯になって向き合い、ファンの皆さんにも真摯になって向き合い、一つ一つ丁寧に努力を重ねていって、必ず世界の舞台で活躍できるように頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」と力強く伝え、会場にいるファンに手を振りながらステージを後にした。
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