「イベントレポ」CNBLUE、約4年半ぶりの来日単独イベント開催 ヨンファが涙で「感無量!」

CNBLUEが約4年半ぶりの来日イベント『CNBLUE FANMEETING 2022 “RE:UNION”』を開催。
7月3日、5日、8日の3日間、東京大阪で計6公演を行い、久しぶりにファンを前にプレイし、感無量の涙を見せた。
CNBLUEはジョン・ヨンファ(Vo.Gu.)、カン・ミンヒョク(Dr.)、イ・ジョンシン(Ba.)から成るロックバンド。メンバーの入隊、そしてコロナ禍で長く来日が叶わず、2017年12月の『CNBLUE 2017 ARENA TOUR ~Starting Over~』以来、約4年半ぶりとなる。その初日となる7月3日、東京・LINE CUBE SHIBUYA夜公演の模様を中心にレポートする。

リズムを刻む手拍子に迎えられると、ファンミーティングはライブパートからスタート。「東京、準備はいいですか?」というヨンファの声で日本での最新曲「ZOOM」が始まると、フロントにいるヨンファもジョンシンも会場を見渡して、笑顔を見せる。久々のCNBLUEの姿に会場もイッキにヒートアップして、歓声代わりの手拍子がどんどん大きくなっていく。ヨンファが「踊りたい!」と発して始まった「SHAKE」では、サビの振付を会場のファンと一緒に踊り、アウトロではヨンファとジョンシンがステージ前方で交差して動き回ったかと思えば、最後はドラムのミンヒョクのところに集まってフィニッシュを決めた。
MCの第一声は、ヨンファの「みなさん、ただいま!」という言葉。そして「お待たせしました、CNBLUEが戻ってきました。皆さんの前でライブができて“感無量”です!昔からこの単語を使ってきましたが、まさにこの瞬間のための言葉。

本当の意味がわかりました。4年半ぶり。この日をどれだけ待っていたか!」と続けると、ジョンシンは「元気でしたか?本当に久しぶり。泣きそうです。4年半ぶりに会えて、幸せです。皆さんに会えて、こうやってステージの上でライブができて感無量です。今日は“これがCNBLUEだ!”というところをお見せするので、楽しんでください」と笑顔を見せる。ミンヒョクは「泣きそうだったけれど、こらえました。皆さんの前で演奏してドラムをたたけるのが、一番幸せなこと。4年半の想いを込めて、皆さんと一緒に…素敵な1日を作りたいです」と満員の会場を見渡して喜びを伝えると、ヨンファの「体力を温存しないで、最後までいいライブを作りましょう!」という言葉に会場から大きな拍手が起こった。

CNBLUE韓国最新曲「Love Cut」に続いたのは、ライブのテッパン曲「Glory Days」。手を左右に大きくふる“ワイパー”のジェスチャーがこの曲のお決まりだ。「またこの曲が歌えて幸せです。前のツアー(「CNBLUE 2017 ARENA TOUR ~Starting Over~」)で“また次のツアーでワイパーしましょう!”と言いましたが、実現までに4年半もかかってしまいました。もしかしたら、そんな瞬間はもう来ないかも……と思った時もありました。皆さんの笑顔を見ながら歌ったら、今まで以上に素敵な曲に感じられます」というヨンファ。初回の昼公演では、この曲で感極まって涙を見せる場面も見られた。

ヨンファがピアノを弾いて始まったのは「Canʼt Stop」。そして「Radio」で会場はもう、完全にCNBLUEのライブの“あの感覚”に包まれた。「Between Us」でジョンシンが客席に手拍子をねだると、ステージと会場の一体感はさらに高まる。ヨンファはそんなジョンシンの肩に手をかけて歌い、全身で音楽を浴びていた。この4年半、ファンの前でライブを披露することができず、メンバーもファンも不安な日々が続いていただろう。しかしこうして再び素晴らしい音楽を届けてくれる姿を見ることができて、安心した……というのが正直な気持ちではないだろうか。わずか7曲ではあったが、CNBLUEの音楽を存分に感じられる時間となった。

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2022.07.09