本著の発売に伴い、多くの方が気付かぬうちに陥る可能性がある「絶望感」の実態を明らかにすべく、都内在住の39歳独身女性109名に対し、絶望感に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー
- 調査概要
調査概要:39歳独身女性の絶望に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月3日〜同年6月5日
有効回答:都内在住の39歳独身女性109名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません
- 39歳独身女性の約7割が、普段から「なんとなく寂しい/つまらない/不安」と感じている
「Q1.あなたは、普段から「なんとなく寂しい」「毎日がなんとなくつまらない」「なんとなく不安」のいずれかに当てはまる感覚がありますか。」(n=109)と質問したところ、「かなりある」が26.6%、「ややある」が42.2%という回答となりました。
・かなりある:26.6%
・ややある:42.2%
・あまりない:21.1%
・全くない:8.3%
・わからない/答えられない:1.8%
- 「毎日がただただ過ぎて行くから」や「ふと疲れたときによりかかれる相手がいない」などの理由多数
Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q2.そういった感情を抱く理由を教えてください。(自由回答)」(n=75)と質問したところ、「毎日がただただ過ぎて行くから」や「ふと疲れたときによりかかれる相手がいない」など71の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・毎日がただただ過ぎて行くから。
・毎日忙しくしていてふと疲れたときによりかかれる相手がいない。
・孤独を感じるから。
・自分でもよく分かっていない。
・この先、どうしたらいいかたまに分からなくなるから。
・仕事、子供、将来などを考えて。
・コロナ禍というのもあると思うが、世の中も不安なことばかりで、先々のことが不安になり全てが悪循環に思えてくるから未来がみえない。
・理由は分からないが、なんとなく虚しさを感じる。
・シングルマザーなので、1人で全ての事をこなしていると寂しくなったり悲しくなったりしてしまう。
- 特にネガティブな感情を抱く場面、「前触れもなくふとした瞬間」や「仕事中、通勤中」など
Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q3.特にどのような場面でそういった感情を抱くか、教えてください。(自由回答)」(n=75)と質問したところ、「前触れもなくふとした瞬間」や「仕事中、通勤中」など68の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・前触れもなくふとした瞬間。
・仕事中、通勤中。
・ぼーっと考える時や仕事で忙しく疲れた時。
・子供の参観会に夫婦揃って来てるのを見たり、うまくいっている家族を見たりすると。
・常日頃。
・ベットに入った時。
・休みの前の日の仕事終わりや予定のない休みの日。
・家の中で一人になったとき。
- 半数以上が「なんとなく寂しい/つまらない/不安」に対して適切に向き合えていないと回答
Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q4.あなたは、自身のそういった感情に対して、適切に向き合うことができていますか。」(n=75)と質問したところ、「あまり出来ていない」が38.7%、「全く出来ていない」が12.0%という回答となりました。
・非常に出来ている:4.1%
・やや出来ている:45.3%
・あまり出来ていない:38.7%
・全く出来ていない:12.0%
- 適切に向き合えない理由、「考えるのを止めてしまう」や「どうしていいか分からない」など
Q4で「あまり出来ていない」「全く出来ていない」と回答した方に、「Q5.そういった感情に対して、適切に向き合うことができていない理由を教えてください。(自由回答)」(n=38)と質問したところ、「考えるのを止めてしまうため」や「どうしていいか分からないため」など35の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・考えるのを止めてしまうため。
・どうしていいか分からないため。
・苦しくなる(呼吸困難)解決法が見つかっていない。
・時間の余裕のなさ。
・つい感情的になって、ヤケ酒やギャンブルに走ってしまう。
・感情に流されているから。
・前向きになれないから。
・感情を表に出してしまう時がある。
- 39歳独身女性の69.3%が、「なんとなく寂しい/つまらない/不安」という感情をコロナ前から抱いていたと回答
Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q6.そういった感情はコロナ前から抱いていた感情ですか。」(n=75)と質問したところ、「かなりそう」が28.0%、「ややそう」が41.3%という回答となりました。
・かなりそう:28.0%
・ややそう:41.3%
・あまりそうではない:22.7%
・全くそうではない:8.0%
- そういった感情を抱き始めた時期、「離婚した時くらいから」や「30歳過ぎたあたりから」
Q6で「かなりそう」「ややそう」と回答した方に、「Q7.いつ頃からその感情を抱くようになりましたか。(自由回答)」(n=52)と質問したところ、「離婚した時くらいから」や「30歳過ぎたあたりから」など48の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・離婚した時くらいから。
・30歳過ぎたあたりから。
・気付いたら。
・4~5年くらい前から。
・ひとり親になってから。
・覚えていない。
・息子が成人してから。
・働き始めて。
- 「なんとなく寂しい/つまらない/不安」などの感情を周囲の人にさとられないよう、84.0%が普段から努めて明るく振る舞っている実態
Q1で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q8.あなたは、普段からそういった感情を周囲の人にさとられないように、努めて明るく振る舞っていますか。」(n=75)と質問したところ、「かなりそう」が29.3%、「ややそう」が54.7%という回答となりました。
・かなりそう:29.3%
・ややそう:54.7%
・あまりそうではない:9.3%
・全くそうではない:6.7%
- 努めて明るく振る舞う理由、「不幸であるとは思われたくない」や「心配されたくない、詮索されたくない」など
Q8で「かなりそう」「ややそう」と回答した方に、「Q9.そういった感情を周囲の人にさとられないように、努めて明るく振る舞っている理由を教えてください。(自由回答)」(n=63)と質問したところ、「不幸であるとは思われたくない」や「心配されたくない、詮索されたくない」など59の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・不幸であるとは思われたくないので。
・心配されたくない、詮索されたくない。
・偽りの自分に慣れた。
・周りに変な目で見られたくないから。
・周りの人に信頼できる人が居ない。
・暗いと周りまで暗い雰囲気になりそうだから。
・寂しいとか悲しいという感情を他の人に悟られてはいけないと思っているから。
・面倒くさとおもわれたくないし、言っても分かってもらえるとも思わないから。
- まとめ
2022年2月よりNetfiixで配信開始され、“今一番泣ける”と話題になった韓国ドラマ『39歳』。20年来の親友である女性3名が40代を目の前にして、恋と友情、仕事に悩み、それぞれが人生の「宿題」と向き合うことになります。今回の調査では、韓国ドラマ『39歳』と関連づけ、都内在住の39歳独身女性109名に対し、40代目前のリアルな感情を調査いたしました。
まず、普段から「なんとなく寂しい/つまらない/不安」と感じる39歳独身女性は約7割にも上り、理由を伺うと「毎日がただただ過ぎて行くから」や「ふと疲れたときによりかかれる相手がいない」などの回答が多数挙がりました。また、特にネガティブな感情を抱く場面については、「前触れもなくふとした瞬間」や「仕事中、通勤中」「常日頃」という回答結果になりました。
次に、「なんとなく寂しい/つまらない/不安」と感じいている方のうち、半数以上が「ネガティブな感情」に対して適切に向き合えておらず、適切に向き合えない理由としては、「考えるのを止めてしまうため」や「どうしていいか分からないため」などの声が挙がりました。さらに、約7割の女性が、そのような絶望感を「コロナ前から」抱いていたと回答しており、具体的な時期を伺うと、「離婚した時くらいから」や「30歳過ぎたあたりから」といった回答が挙がりました。
また、「なんとなく寂しい/つまらない/不安」などの感情を周囲の人にさとられないよう、84.0%が普段から努めて明るく振る舞っている実態が明らかに。その理由を伺うと、「不幸であるとは思われたくない」や「心配されたくない、詮索されたくない」など複雑な感情が浮き彫りとなりました。
今回の調査では、都内在住の39歳独身女性の多くが、コロナ禍以前から絶望感を抱いており、その感情とも適切に向き合えていない実態が明らかになりました。今後多くの方が自分らしく生き生きと過ごしていくためには、自身の感情に適切に向き合うための方法を知ることが重要になってくるのではないでしょうか。
- 39歳女性に読んでほしい、絶望感の原因と対処法のバイブル『希望を生みだす方法』とは
今回の調査では、30代女性の約7割が「なんか寂しい、不安、つまらない」と回答した結果が出ました。SNSに「いいね! 」し合う友だちって本当に必要?ひとりだと「寂しそう」って見られがちだけど、そんなことどうだっていいじゃないか。人はひとりでいてもいいんです。むしろ「個」として生きるべきなんです。ひとりで自分のなかの永遠と対話するのです。ちょうどキルケゴールがそうしたように。
今の時代、SNSの影響で誰かと繋がっていないと寂しい、なんか不安、なんか虚しい。そんな「絶望」を感じている人々へ希望を届ける1冊です。
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- 著者プロフィール
ひとみ しょう
1975年香川県生まれ。作家、エッセイスト、作詞家。キルケゴール協会会員。実存思想協会会員。日本自殺予防学会会員。医療法人の監査役(非常勤)。日本大学通信教育部文理学部哲学専攻卒(特待生/首席)。著書にキルケゴール<心理学>に依拠した希望論『自分を愛する方法』(玄文社)、中編小説『鈴虫』(ブイツーソリューション)がある。2022年、タイ語版『自分を愛する方法』がタイ王国にて発売される予定。