韓国Mnet「高等ラッパー」出演のラッパーが児童へわいせつした疑いで裁判に移された中、「心神耗弱」を主張した。
27日、ラッパーA被告が性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反容疑でチョンジュ(全州)地裁に出廷した。
この日、A被告の弁護人は「被告人は当時、犯行理由について『便をつけて食べようとお尻を触った』と、理解し難い供述をした。当時、心神耗弱状態だったため」と述べた。
続けて「被告人は自身が(音楽的に)再起不能状態だと判断し、故郷の全州に戻った。その後、精神病歴のため、街頭で服を脱いで横になるなど、奇行を犯した」と述べた。
また「ゆかりもないヘウンデ(海雲台)までタクシーに乗って行き犯行に及んだ」とし、「昨年6月には重症精神障害の判定を受けて、精神病院に約70日間入院した」と伝えた。
最後に弁護人側は「今回の犯行も心神耗弱状態で及んだと見ることができる」とし「女性の体を掴んだり、殴ったりするなどのわいせつ行為とは質的に異なり、比較的軽い犯行だ」と述べた。
弁護人側は音楽的にA被告が再起できるよう善処を求め、A被告も最終弁論を通じて「被害者と家族を傷つけることになり申し訳ない。再起できる機会をいただきたい。わたしにできる音楽で社会に役立てたい」と明らかにした。
これに先立ち、釜山市海雲台でA被告9歳男児の身体の一部を接触した容疑をもたれている。当時、被害児童は「お尻を軽くかすめた」と供述した。
一方、A被告は過去、Mnet「高等ラッパー」に出演していた。次回の裁判は来る6月。
WOW!Korea提供