19代王・粛宗(スクチョン)は、張禧嬪(チャン・ヒビン)の他に淑嬪(スクピン)・崔氏(チェシ)〔1670年~1718年〕との間にも息子をもうけた。それが21代王・英祖(ヨンジョ)である。英祖は庶民の生活を第一に考える政治を行った。彼がそうした政治をできたのは、ひとえに淑嬪・崔氏の存在が大きかった。 …
写真=韓国MBC『華政』公式サイトより 明から何度も催促がきて、最後に光海君(クァンヘグン)はようやく最小限の援軍を出しましたが、後金に対しても使者を出して「あまりにも明に言われたので、やむを得ず援軍を出しました。けれど、歯向かうつもりはありません。あくまでも中立でいたいのです」と説明…
貧しい家庭に生まれた張禧嬪(チャン・ヒビン)〔1659年~1701年〕は、ずっと不遇の生活を送っていたが、偶然にも宮廷で働けるようになった。 張禧嬪の野望 王妃たちの世話をしながら、出世を夢見る張禧嬪。美しい容姿を持つ彼女を一目見た粛宗(スクチョン)は、すぐに気に入って、自分の側室にし…
写真=韓国MBC『華政』公式サイトより 光海君(クァンヘグン)の政治的な業績を見てみます。光海君が1608年に即位したときは、豊臣軍による朝鮮出兵からわずか10年で、国土がまだ荒廃しており、王宮のほとんどが焼失していました。戦乱の後遺症があまりに大きかったのです。 明と後…
4月18日に江原道・原州(ウォンジュ)市の第36師団新兵教育隊に入隊したBTSのJ-HOPE。新兵訓練も第2週目を終えて、5月1日から第3週目を迎えていく。どんな訓練を行なうのだろうか。 画像=韓国陸軍公式サイト 射撃訓練を行なう 第36師団の新兵教育隊に入隊したBTSのJ-HOは、第1週目には「自…
人気を集めている『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』は、ヒロインのムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)が高校時代に辛いイジメにあったのだが、18年後に執念深く復讐を果たしていくドラマである。 画像=Netflix 一番の標的 ムン・ドンウンを高校時代にいじめた5人組は18年後でも、どうしようもない人間になっ…
仁穆(インモク)王后は、形の上では光海君の母親になります。大妃(テビ)という朝廷の最長老なのです。朝鮮王朝は儒教を国の教えにしていたので、長幼の序を厳格に守り、親行こそが最高の徳目でした。 写真=韓国MBC『華政』公式サイトより 首謀者は? 王といえども、大妃に対しては大変な尊敬を払わ…
写真=韓国MBC『華政』公式サイトより 15代王・光海君(クァンヘグン)は、クーデターで廃位にされた王ということで、かつては暴君というイメージが先行していました。しかし、その後の歴史研究が進むと、「そうではないのではないか」と評価が変化してきました。 兄は臨海君 果たして…
仁粋(インス)大妃は、もともと、7代王・世祖(セジョ)の長男・懿敬(ウィギョン)の正妻である。懿敬は世子(セジャ/王の後継者)だったので、仁粋大妃も本来なら王妃になるはずだったのだが、懿敬が19歳で夭逝したために、それは叶わなかった。 垂簾聴政の指南役 王妃になれなかった仁粋大妃。しか…
『不滅の恋人』では2人の王子の対立が描かれるが、そのモデルとなっているのが首陽(スヤン)大君と安平(アンピョン)大君だ。歴史的に結末がどうなったのかを見ていこう。 競争心が強かった 朝鮮王朝の最高の名君と称される4代王の世宗(セジョン)。 彼の長男は5代王となった文宗(ムンジョン)だが…