韓国時代劇『華政』の歴史的な背景を見てみよう。光海君と仁穆王后の対立は、なぜ起こったのだろうか。そこには、厳しい王位継承問題がからんでいた。 側室から生まれた2人の王子 14代王・宣祖(ソンジョ)は異質な王であった。 それ以前の13人の王が嫡子(王の正室が産んだ王子)の系統であるのに対…
光海君が流された済州島の風景 朝鮮王朝が実施した流刑は、罪の軽重によって流配地を決定するというものだった。つまり、重い罪を負うほど漢陽(ハニャン/現在のソウル)から遠い場所に流されたのである。特に、多かったのが朝鮮半島西南部の諸島や済州島(チェジュド)。とりわけ、朝鮮王朝時代に南海の孤…
韓国時代劇『華政』に登場する光海君と仁穆王后。2人は形のうえでは母と息子なのだが、激しく敵対した。その理由は何だったのだろうか。 兄弟同士の王位争い 1608年に14代王・宣祖(ソンジョ)が世を去ると、後継者をめぐる争いが起きた。すでに「跡継ぎは光海君で決まり」という流れだったが、兄の臨海君(イメグ…
韓国の「ゴネ得法」は日本の人からすると無理があると思いますが、力のない庶民が既得権や不平等な法に打ち勝ち、自分の権益を守るためにはこんな方法でも使いゴネなければなりません。古今東西庶民に有利に法が施行されたことはありません。ですから、自分の取り分をなりふり構わず確保する庶民のしたたかさという側面もあ…
朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾にまで発展した崔順実(チェ・スンシル)スキャンダル。大統領が操り人形になっていたということで、国民の怒りが沸点に達したが、歴史を振り返ってみると、同じような事態になった時期があった。その中心人物は、朝鮮王朝の後期に女帝とした君臨した純元(スヌォン)王后である。 一族だ…
韓国の兵役法には「30歳を超えて兵役を延期できない」という規定がある。つまり、兵役を終えていない人は30歳までにかならず行かなければならないのだ。そういう意味で、今年は芸能界のかなりの大物が兵役に就くことになるだろう。 30歳は兵役延期の最終リミット 兵役では、「現在年-出生年」という年齢がその年の…
本来なら、2016年の韓国は比較的おだやかな1年になるはずだった。2017年には大統領選挙があり、2018年には平昌(ピョンチャン)冬季五輪が開催される。 重要な日程が続くが、2016年には目立った行事が予定されていなかった。しかし、10月になって歴史的な激動を迎えることになった。 権力寄りの検察 …
日本から見れば不思議である。大統領ともあろう人が、なぜ1人の怪しげな民間人にあそこまで取り込まれてしまったのか。まさにマインド・コントロールされたような状態だが、そこには韓国独特の民間信仰が関係している。 苦難の歴史の中で救いを求める 中国と陸続きであったために、大国の攻撃に常にさらされてきた朝鮮半…
通常の理解なら、現役兵になって規定の21カ月の軍務を終えれば、兵役は終了したものと考えてしまう。しかし、実はそうではない。韓国では21カ月の軍務を終えることを「除隊」ではなく「転役」と言う。兵役の種類が変わるという意味。つまり、まだ兵役は続くのである。 戦時と平時では違う 21カ月の軍務を終えた人は…
●「型」と「実践」 今年も友人の誘いで都市対抗野球を見に行きました。プロ野球でしたら名前も知っているし毎日好きなチームの順位やひいきの選手の成績を確認して「よくやった」とか「頑張れ」と応援します。特に私は韓国人選手の成績は欠かさずチェックして、一人喜んだり、何してるんだと残念がってる日々ですが、都市…