朝鮮王朝には王妃が42人いたが、典型的な悪女だったのが文定(ムンジョン)王后と貞純(チョンスン)王后だ。2人は権力を握って悪行を繰り返した。こうした悪女と正反対で、一番の聖女と言われた王妃は誰だったのか 洪国栄の野望 傑作時代劇『イ・サン』の主人公にもなった22代王・正祖(チョンジョ)。彼が側近とし…
イ・ビョンフン監督の傑作時代劇『トンイ』で、ハン・ヒョジュが演じたトンイは、明るくて純粋な女性として描かれていた。反対に張禧嬪(チャン・ヒビン)は、典型的な悪女になっていた。しかし、それは史実の通りなのだろうか。 40日後の告発 ドラマ『トンイ』の主役だったトンイは淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏のこ…
朝鮮王朝で三大悪女と称される女性たちは、低い身分から必死に成り上がろうとした結果として悪評を受け、運命に翻弄された部分も強かった。むしろ、本当の“ワル”は権力を握る側にいたのである。 政治を私物化 「朝鮮王朝三大悪女」と呼ばれるのは、張緑水(チャン・ノクス)、鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)、張禧嬪(チ…
NHK・BSプレミアムで放送の『100日の郎君様』。ド・ギョンス(EXOディオ)が主演して凛々しい世子(セジャ)に扮している。この世子というのは、朝鮮王朝でどんな存在だったのだろうか。 春宮や東宮とも呼ばれた 朝鮮王朝の国王の正式な後継者のことを「世子」と言う。 未来の王として公認され…
NHKのBSプレミアムで2019年3月3日から放送されていた韓国時代劇『不滅の恋人』はいったんは終了したが、今度は8月4日から総合テレビで日曜日午後11時から放送されることになった。 対立する2人の王子 『不滅の恋人』は、韓国の「TV朝鮮」というケーブルチャンネルで2018年5月に放送…
『雲が描いた月明り』でイ・ヨンがとても印象深かったのは、パク・ボゴムが的確に演じたからだ。彼は「ツンデレ」的な要素を持ったイ・ヨンを颯爽と演じて好評を得た。なんといっても、パク・ボゴムがイ・ヨンというキャラクターに完璧に成りきっていたことが大きかった。 写真=韓国KBS『雲が描いた月明り』公式サイト…
光宗(クァンジョン)は、高麗王朝では初代の王建(ワン・ゴン)に次いで有名な国王だった。その光宗を、ドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』でイ・ジュンギが演じた。実際の光宗の栄光と苦悩の軌跡をたどってみよう。 大胆な法律で奴婢を解放 光宗は高麗王朝の4代王として949年に24歳で即位した。 そ…
写真=韓国SBS公式サイトより 韓国ドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』でイ・ジュンギが扮していたのが、高麗王朝の4代王・光宗(クァンジョン/925-975年)である。この王は、歴史的にも大変有名だ。一体、何をしたのだろうか。 意志が強い王 光宗が即位したのは949年だが、それまでに高麗王…
写真=韓国KBS『雲が描いた月明り』公式サイトより 『雲が描いた月明かり』でパク・ボゴムが演じた主人公のイ・ヨンは、歴史的には孝明世子(ヒョミョンセジャ)のことだ。とても優秀が王子だったのだが、寿命だけはどうすることもできなかった。 見事な手腕 イ・ヨンという名前を持った孝明世子は、23代王・純祖(…
写真=韓国KBS『雲が描いた月明り』公式サイトより 朝鮮王朝23代王・純祖(スンジョ)の時代を舞台に、宮中の陰謀や恋模様を描いた時代劇『雲が描いた月明り』。韓国インターネット上で累計観覧数5000万PVを超えたユン・イスク作家の人気WEB小説初の実写化作品だ。 人気WEB…