写真=韓国KBS『雲が描いた月明り』公式サイトより パク・ボゴムが演じたイ・ヨンとジニョン(B1A4)が扮したユンソンが、男装していたホン・ラオンと三角関係に陥るというのが、『雲が描いた月明り』のメインストーリーであった。演技の上でも、パク・ボゴムとジニョンは世にも美しい好敵手物語を繰り広げていた。…
金介屎(キム・ゲシ)は、15代王・光海君(クァンヘグン)を裏で支えていた女性だが、目的のためなら手段を選ばなかった。果たして、どんな悪事を働いたのか。 世子になった光海君 幼いころに王宮に入った金介屎。文書の扱いに優れていた彼女は、14代王・宣祖(ソンジョ)に仕えた。 宣祖は、朝鮮王朝で初めて側室か…
貴人(キイン)というのは、側室に与えられる二番目に高い品階のことである。最終的に貴人まで昇格した趙氏(チョシ)は、仁祖の長男夫婦に対してどれほどの悪事を働いたのだろうか。 失意の仁祖をなぐさめた側室 仁祖(インジョ)が統治していた1636年12月、清が10万を越える兵力で攻めてきた。 朝鮮王朝は完敗…
写真=韓国KBS『雲が描いた月明り』公式サイトより 韓国時代劇で一番印象に残るキャラクターは誰か。そういう質問を受けたら、チャングム(長今)と答える人が一番多いはずだ。しかし、『雲が描いた月明り』が人気を獲得してからは、新たにイ・ヨンが印象深いキャラクターに浮上してきた。 イ・ヨンのモデルは誰? 2…
1762年、英祖(ヨンジョ)は息子の思悼(サド)世子を米びつに閉じ込めて餓死させた。なぜ、親子の確執が生まれたのか。当時、王宮の中でも派閥争いが激化していた。その中で、思悼世子を陥れるために彼の行状を英祖に悪く報告していたのが、老論(ノロン)派の連中だった。その中心にいたのが、英祖の継妃だった貞純(…
貧しい家庭に生まれた張禧嬪(チャン・ヒビン)は、女官として王宮で働けるようになった。美しい容姿を持つ彼女を一目見た19代王の粛宗(スクチョン)は、やがて彼女を自分の側室にした。そこから、張禧嬪は一気に頂上まで駆け登っていった。 王妃となった張禧嬪 当時、粛宗には正妻の他に側室も多かったが、いつになっ…
日本でも地上波のテレビで放送されるようになって注目を集めている『雲が描いた月明り』。主役のイ・ヨンを演じたパク・ボゴムもまた「プリンス」「貴公子」という表現がピッタリなほど爽やかな青年だ。 世子の役にピッタリ 『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムが扮したイ・ヨンは、孝明(ヒョミョン)世子…
2016年に韓国で『雲が描いた月明り』が放送されるとき、その予告編が大きな話題となった。主演のパク・ボゴムが光化門(クァンファムン)の広場で、韓服を着て踊ったのである。 舞踊を愛する世子 予告編で韓服を着たときの様子をパク・ボゴムは「本当に自分が世子(セジャ)になったような気分になりま…
11代王・中宗(チュンジョン)には3人の妻がいた。最初の妻は父が燕山君(ヨンサングン)の側近だったために離縁させられた端敬(タンギョン)王后。2人目の妻は12代王・仁宗(インジョン)を産んですぐに亡くなった章敬(チャンギョン)王后。そして、3人目の妻が文定(ムンジョン)王后である。 文定王后が王を毒…
張緑水(チャン・ノクス)は、両班(ヤンバン)の父と妾の間に生まれた。妾の娘だった彼女は、生まれながらにして奴婢(ぬひ/最下層の身分)だった。彼女は成り上がるために奴生(キセン)になった。 歌と踊りに才能があった 張緑水の容姿は、特に優れていたわけではなかった。 しかし、歌や踊りにおいては天才的な才能…