朝鮮王朝時代は一夫一婦制であり、国王もその制度をしっかり守っていた。つまり、在位中には正室が1人しかいなかった。その正室の中で、廃妃(ペビ)になった女性が何人もいる。特に、朝鮮王朝の歴史の中で一番最初に廃妃になったのが尹(ユン)氏だった。 廃妃の理由 9代王・成宗(ソンジョン)は、最初…
時代劇『トンイ』のメインキャストの4人は、主人公のトンイこと淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)、19代王の粛宗(スクチョン)、粛宗の正室の仁顕(イニョン)王后、そして、悪女として名高い張禧嬪(チャン・ヒビン)である。 1680年から1689年まで 『トンイ』の主要な登場人物の年齢を見てみよ…
写真=韓国tvN『100日の郎君様』公式サイトより 日曜日の午後11時からNHKの総合テレビで放送されている『100日の郎君様』。EXOのD.O.(ディオ)として知られるド・ギョンスが主役になっていて、内容もとても面白い。 ホンシムの怒り ド・ギョンスが演じているのは、朝…
病弱だった仁顕(イニョン)王后が床に伏すようになったのは、1700年4月以降だった。からだに腫れ物ができて激痛に襲われた。病状は一向に改善せず、彼女は長く苦しんだ末に1701年8月14日に亡くなった。まだ34歳の若さだった。 罪に問われた張禧嬪 慕っていた仁顕王后が世を去り、粛宗(スクチョン)の側室…
1689年に廃妃となった仁顕(イニョン)王后が王妃に復帰したのは5年後の1694年だった。それは同時に、王妃になっていた張禧嬪(チャン・ヒビン)が側室に転落することを意味していた。 粛宗の決断 ドラマ『トンイ』が、張禧嬪が王妃から転落する場面を描いたのは第38話だった。この人気時代劇はその場面をどの…
19代王の粛宗(スクチョン)の側室として張禧嬪(チャン・ヒビン)と激しいライバル関係にあったのが淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)だ。彼女に関係する噂とは何なのか。 謎めいたトンイの存在 淑嬪・崔氏はドラマ『トンイ』の主人公になった女性である。 実は彼女の素性はわからないことが多く、3つの説がある。 そ…
ドラマ『トンイ』の主人公トンイは史実では淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)のことだ。彼女が歴史上、どのような経緯で王宮に入ってきたかがはっきりしていない。諸説があるのだが、どれも確証がないのだ。 伝えられているエピソード 諸説の中で一番もっともらしく言われているのが、王宮で水汲みをする女性だった、という…
毎週日曜日の午後11時から、NHK総合テレビで放送されている『100日の郎君様』。主役のド・ギョンスが、本当に面白い演技を披露している。 飄々とした演技を見せるド・ギョンス 『100日の郎君様』で、ド・ギョンスが演じている役は世子(セジャ)のイ・ユルだった。 子供のときに悲しい出来事に見舞われ、大人…
イ・ビョンフン監督の傑作時代劇『トンイ』で、ハン・ヒョジュが演じたトンイは、明るくて純粋な女性として描かれていた。反対に張禧嬪(チャン・ヒビン)は、典型的な悪女になっていた。しかし、それは史実の通りなのだろうか。 40日後の告発 ドラマ『トンイ』の主役だったトンイは淑嬪(スクピン)・崔…
暴政の限りを尽くした10代王の燕山君(ヨンサングン)は1506年9月に王宮から追放された。政変の主導者は、燕山君によって実姉を死に追いやられた朴元宗(パク・ウォンジョン)、左遷の憂き目に遭った成希顔(ソン・ヒアン)。彼らは、次の王に燕山君の異母弟だった晋城大君(チンソンデグン)を擁立した。 &nbs…