BTS(防弾少年団)の影響力、絶版された本まで18年ぶりに再出版

「BTSの世界観を理解するために本を読むファン」
書店でBTSが推奨したり読んだと噂になった本がベストセラーになることはすでに何年も続いたことだ。以前も芸能人たちの推薦図書が話題になったことが多くあったが、ほとんどは単発にとどまった。一方、BTSの影響力は着実に続いているという点で、出版界も肯定的に受け入れている。実際、22日基準で数年間「防弾書店」にアップロードされたBTS関連の本だけでも222冊だ。


こうしてBTSファンが着実に関連書籍に興味を持つ理由は、本を通してBTSの音楽や歌詞、ミュージックビデオなど、彼らの世界観をより深く理解するためだ。2016年の2ndフルアルバム「WINGS」がヘルマン・ヘッセの小説「デミアン」、2017年の「YOU NEVER WALK ALONE」のアルバムに収められた「Spring Day」のミュージックビデオが世界SFの巨匠アーシュラKル=グウィンの短編「オメラスから歩み去る人々」をモチーフにしたという事実が知られて、この本が一気にベストセラーになった。2018年には、3rdフルアルバム「LOVE YOURSELF 轉 'Tear'」が本「ドクター・ドゥティの人生を変える魔法の店」を引用したという事実が知らされて出版から2年ぶりに3万部以上売れた。

BTSの関連書籍が特定の分野に重点を置かない小説、エッセイ、詩、哲学、古典、芸術書など多岐にわたったという点で、出版の多様性に貢献しているという評価もある。教保文庫の関係者は、「普及小説やエッセイという分野を超えて、様々な分野で書店が影響力を拡大したという点で意味がある」と述べた。

2021.09.02