韓国ボーイズグループ「EXO」元メンバーKRIS(30)が未成年者への性的暴行の加害者だという疑惑が浮上し、その後少なくとも24人の女性が被害に遭ったと暴露した。
ポルシェやルイ・ヴィトンなど事業関係を結んでいたグローバルブランドの多くは、彼との契約解除を発表した。中国国内では、KRISを芸能界から追放すべきだという声が高まっている。
KRISは関連の全ての容疑を強く否定している。
今回の事件はSNSが活躍している。ネットユーザーは彼の行動を暴き始め、今回の事件は氷山の一角かもしれないということが明らかになった。
インターネットでは、最初にKRISの性犯罪容疑を訴えた18歳の大学生を支持するという声が圧倒的だ。
中国では性犯罪の女性被害者がよく批判される。これに対して女性人権運動家は、今回の動きが中国社会で性の合意に対する認識が高まっているという励みになるサインだと評価している。
今月、大学生の女性が中国版Twitter「Weibo(新浪微博/ウェイボー)」にKRISに対する性犯罪容疑を提起した。その後、彼女は個人のSNSやメディアのインタビューを通じて自分の経験を伝えてきた。
彼女は17歳の時にKRISに初めて会い、当時他の女性アイドルと共にKRISの自宅に招待されたという。そこで酒を飲むことを強要され、酒に酔って意識がない時に性的暴行を受けたと明らかにした。
しかしKRISは、彼女に酒を強要したことはなく、他の女性を誘惑して金を払って性的関係を持ったことはないと主張した。また意識のない女性を強かんしたことはなく、未成年者との性的関係疑惑も全面的に否定した。
中国の法律によると、18歳未満は未成年者だが14歳以上の未成年者と合意があれば性関係を持っても違法ではないという。
北京公安当局によると、女性の主張の一部は間違いなく、KRISと女性が酒を飲んで性的関係を持ったことが確認された。
警察はまだKRISの他の容疑について捜査を進めており、女性がオンラインで自分の存在感を示すために今回の件を暴露したと説明した。
その後、女性は警察の発表に不満を表した。二人の性的関係は女性が倒れた時に合意なく行われたものだと強調。女性はKRISのマネジャーが酒に酔った自分を彼の部屋に移したと主張している。
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